GEAR3 謎のGARAGE
眼鏡を掛けた男とレンチを持った作業服の男が突然話しかけてきた
本田「お前らいつの間に」
こう「え…この人たちは?」
安永「自己紹介がまだだったな、店長の安永だ」
白井「本田と同じメカニックの白井です」
どうやらこのGARAGEの人達らしい
高橋「あ、俺は高橋でこっちは…」
こう「浩介です!気軽にこうって呼んで下さい!」
本田「まぁ成り行きで来たみたいな?」
安永「ま、ゆっくりして…ってそのワンビア…!」
安永が何かに気づいたように目の色を変えた
高橋「え?あぁこれは父の形見で…」
安永「おい…まさかお前はあの高橋の息子なのか…!?」
こう「あの高橋って…?」
安永「伝説の男だよ…そのワンビアはそいつが乗ってたものだ…俺もよく覚えてる…」
話を聞くとどうやら父は伝説を築き上げた走り屋らしい
安永「そのワンビアを見せてくれないか…?」
高橋「全然見せますよ、僕もどういう車かわかってないんで…」
安永「ありがとう、白井!本田!直ちにの準備しろ!」
白井、本田「はい!」
そうして言われるがままにGARAGEに車を入れ、ボンネットを開けた
安永「お、おい…よくこんな状態で走れたな…」
高橋、こう「え?」
白井「かなりヤバいね…ほぼ放置車両だよ…」
本田「でもエンジンは生きてるみたいだな…」
安永「ちょっと俺達にレストアさせてくれないか?」
高橋「レストアって…?」
安永「簡単にいうと綺麗にしてまた走れる状態にするんだよ」
こう「すげぇじゃん!」
高橋「お願いします、安永さん」
安永「決まりだな!また本田、こいつらを家に送り届けてくれ」
本田「はーい」
こう「もしかして…このR32に乗れるんですか
!?」
本田「あぁ、こいつは俺の自慢のRだ!」
帰りに本田さんのR32に乗せてもらって家まで帰り着いた
こう「すげぇよ!R32!!」
高橋「確かにすげぇ加速だった…まじヤバい…」
こう「俺こっちだから、じゃーなー」
曲がり角でこうと別れてから少し考えた
高橋「やっぱ車の運転は苦手だな〜速い車は楽しいけど、こうが言ってるような走り屋とかはやっぱ難しいよな、」
考えてる間にもう家の前まで来ていた
ガチャ
高橋「ただいま〜」
母「お帰り〜」
高橋「あのワンビア今ちょっとレストアって言うのしてるから待ってて」
母「別にいいよ〜まぁ私はあの車乗れないんだけどね」
高橋「じゃあ何で残してるの?」
おもむろに聞いてみた
母「まぁ思い出?かな」
高橋「ふ〜ん」
次回─チューンアップ─
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