第48話酷い目に会わせて

岐阜救急医療センターの三階外科フロア。

>  亮一が目覚めると妻と子供が一枚の用紙を置いて病室から出て行く刹那だっ

た。

> 「助かった様ね。」マジマジと声のする方を見た。

> 「ナオミ・・・。」

> 意地悪な眼をした女の子が救急車を呼んでくれたのよ~。

>  歌うように言うナオミ。

> いつだってそうだ、亮一の側に居てくれる。心を癒してくれる。

>  依存していたから、そう思えた。

> 「酷い。」ナオミが見下ろして謂う。

> 「うん酷い目に遭ったよ。」

>

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る