第43話妻の餃子

キャハハハハ!


これだけが言いたくて呼び止めたアホ女はサービスフロント

に顔を出し退職の挨拶を終えて亮一達の後をフフフフフ、フーン!


と鼻歌を歌い

ながら付いてきた。


後ろで指を組みスキップをしながら・・・。


>  カローラ岐阜の薄暗い地下駐車場には黒いランドクルーザーが長一達を待っ

ていた。

> アイドリング状態で待っていた。


> 「ハヨ、乗りや!」


高倉の太い腕は亮一のフルパワーをもってしても勝てなか

った。レスラー級のパワーだった。


>  バタン!リヤドアが締まり真っ暗だがルームライトが薄っすらと全員の輪郭

を写しだしていた。だから全乗員は分かる。


> つばさ、高倉茂と、亮一だけだった。


>  と、思っていたが、ドライバーには見た事がある顔?


象並みの食欲の丸坊主

だ!


> 「久しぶりやな兄さんあの時はゴチソウサマでした菅原分太一(すがわらぶんたいち)や。」


>  両手を合わせてこちらを向いて会釈をした。


だが、こちらを睨む蛇の目級の

眼光は亮一も、ぞっとした。


>  どうやら礼儀正しいのかなと思った刹那、「もう姐さんに悪さ」


しないと誓

うか?」

> 状況から見て誓うといわなければ! 


今日は妻のお手製ギョーザだから帰って

食べなきゃあ!早く帰りたい!

>

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る