第16話パトに惹かれた鬼瓦権蔵
「おい、キリコ、もうアカンな・・・。」鬼瓦権造(おにがわらごんぞう)は、
助手席のキリコに言った。
> 「世話になった。と言いフロントドアを開けて転がり落ちたんだよ!助手席の
アタシを置いてだよ!?でも、シートベルトが引っ掛かって引き摺られてねえ・・
・。」
> 呆れ顔で右足を組んだ。
> ニーハイブーツが似合いそうな長い足、ボーイッシュなショートショート。赤
い唇。
> 話し出したら止まらない、身振り手振りで話を続けるキリコはうっすらと目
頭に涙が溜まっていた。
> 「5台だよ5台! 転がり落ち損ねたパパをパトカーが次々と挽いて行ったん
だよね?」
>
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます