私は私のことばかり
まあどうでも良いんだけどさ
呟くだけ呟いた
呟くということは
どうでも良いなんて思っていない
ということで
そうなんだ
どうでも良いなんて思っていない
どうでも良いと思いたくて
どうでも良いと思えなくて
投げやりに呟いて後悔する
どうでも良くない
大事なこと
もっと大きな声で
言ってしまえれば良いのに
言ってしまったら
私の居場所が壊れてしまいそうで
まろやかな言葉と表情で包む
誰かを傷つけたくないなんて
聖人君子になれない
穏やかに引き下がるのは
自分が大事で
傷つきたくなくて
苦しみたくないから
結局私は
私のことばかり
そんな自分に嫌気が差した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます