第13話能力の開花と昔の懐かしさ
次の日に私はマリサ姉様と待ち合わせをした。
昼の陽が眩しい食事時の時間。
マリサ姉様が来た。
挨拶は抜きにして用件を言うわ。
私予知夢を見て、あなたの豆には、強力な回復作用がある事がわかったの。
それでその豆をアルス様に食べさせれば、彼の体調はきっと良くなるはずよ。と姉様は私に教えた。
本当に? 私の能力にそんな力が…ありがとう姉様。アルスが救われるのね。
言葉のお礼は良いのよ。私がタダでその情報教えると思う?
やはり姉様は腹黒い。ライナ姉様が純粋な人なら、マリサ姉様は不純な人。
いいえ思いません! ときっぱりと言い切った。
分かってるわね。なら手短に話すわね。あなたの豆を発酵させてお酒にすると、エリクサーが出来るのよ。
私はそれが欲しいの。お礼はエリクサーでいいわ。必ず貰うわよ。と姉様が言った。
分かりました姉様。と言ってティッシュも何か使い道あるのか聞きたいなと思った。
もちろん聞いたら対価を払うのだろう。そう思うと…けど、ティッシュの使い道を自分で調べる労力よりは…姉様に聞いた方が良いだろう。と考えた。
姉様このティッシュはどういう使い道があるの?
あら? ずいぶん受動的ね? あなたらしくないわ。教えても良いけど、その代わりあなたは私に全て従って貰う事になるわ。
とマリサ姉様は行った。
そうよね。やはり対価を要求して来た。これは大きすぎる。やっぱりいいです。と私は答えた。
まぁヒントだけなら無料で良いわ。例えば、紙にはふた通りの処分方法があるわね。
そのヒントで自分の力で解いてみなさい。
とマリサ姉様は冷たい様でやはり姉の優しさを持っているのだと思った。
紙の処分土に埋める…あとはゴミ箱に入れる? 入れた後は? はっ…もしかして。
と私はヒントから探った。
でも処分して何か起こるのかな…
もう二つ伝える事があったわね。未来の事、そしてあなたは東と西を統一させて、初代女帝になるのよ。
マリサ姉様も冗談を言うようになったのね。あり得ないし、まずそれなら夫のアルスが皇帝になるんじゃないかしら?
私が女帝? 統一させる? そんなこと不可能です。
不可能でも私は未来を見えるのよ。
それにあなたに出来ないなんて果たして不可能かしら?
東の帝国皇帝の娘を従えてるあなたなら、その娘を道具にして統一させるのよ。
エレノアは道具じゃありません!
ならエレノアを護るために統一させる気持ちになるのかもしれないわね。
私は結果しか知らないから。とお姉様が述べた。
くっ…そんな事したくない。戦争に加担なんてそんな事いくらなんでも。
それに姉様は未来を見れる能力が凄いのは分かります。でも姉様はその能力で未来を変える事も出来るはず。
だから未来なんて姉様次第で変わりますよね?
もちろんよ。私は未来を見て、未来を好きなように変えられるわ。
でもこのまま何もしなければそうなるわ。つまりこの世界は私達姉妹が支配しているも当然よね?
私はそれをあなたに知って貰いたいから伝えたの。
それともう一つ伝える事、エレノアの事はもう話してしまったわね。その反応はやっぱり知っていたのね?
と姉様が言った。
ええ昔エレノアの母から聞いたので、知っていました。と私は答えた。
そう…人望があるのね。とマリサ姉様は言った。
懐かしいわね、昔の事が…私が嫁ぐ時にあなたが、姉様がいなくなるなんて嫌だ〜死んだ方がマシとか凄い泣いてたわね。と懐かしそうに言った。
その時は姉様が世界一好きで尊敬してたから。今は…嫁いでから姉様は変わってしまった。それとも能力のせいで変わったの?
と私は聞いた。
もし願うなら、昔のマリサ姉様に戻って欲しい。と呟いた。
私は何も変わってないわよ?
とマリサ姉様は言った。
全然違うよ…昔のマリサ姉様は、暖かみがあってとても親身に接してくれた。
それはあなたが子供だっただけよ。子供にはそう接するでしょ?
とマリサ姉様が否定した。
ううん、突き放す感じがよく分かる。昔は逆に引きつけてくれた。
面倒見が良くて、私のことを凄い愛してくれた。
昔の姉様に戻って…お願いと私は姉様に抱きついて泣いた。
困ったわね、この子は。いまだに甘えん坊で。
そうね…残酷な現実を見ていくうちに変わったのかもね。と姉様が呟いた。
なら昔の様に討論しましょうか。お互い子供のくせに、ずっと話し合ってたわね。とマリサ姉様が提案した。
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