マックスの中には奇妙な感覚が広がっていた。彼の体が地面に触れる感触や風の匂い、そして周囲の音がまるで新たな次元に入り込んでいるかのように感じられた。彼はそれを楽しむかのように微笑みながら、次第に現実が揺らぎ始めていることに気付いた。

「ふふ、これは面白いことが始まる予感だな！」

彼の言葉は、まるで自分自身に言い聞かせているようだった。ビルの底に突っ込むような感覚が再び彼を襲い、彼は自分の体が現実の枠を超えてふわりと浮かんでいることに気付いた。その光景はまるで夢のようだったが、彼の目には興奮と狂気の輝きが宿っていた。

「どうやら、俺はこの世界を曲げることができるんだな！」

彼の声は自信に満ち、同時に狂気も交じっていた。彼は手を上に伸ばし、針を再び跳ね上げると、その動きはまるで宇宙の法則を無視しているかのように見えた。

「時間だって、俺の手で踊らせてやるさ！」

彼の笑みはますます大胆になり、周囲の風景もまるで彼の思い通りに変わるかのように見えた。彼はまるで自分が宇宙の支配者であり、現実そのものを独自のクレイジーな思考で変えてしまえる存在であるかのように振る舞っていた。

その一方で、彼の瞳にはどこか狂気が灯っていた。新たな能力を手に入れた興奮が、徐々に彼の理性を歪ませているようだった。

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