文体の舵をとれとかなんとか

の本編が何かも知らず、乗っかってみるだけの企画。いや明日も仕事でしょ、おじいちゃん、いい加減寝なさいよ!

「晩御飯まだかのう……」

晩御飯あげないっていったでしょ! 人間三日ぐらい食わなくても死なないんだから、塩飴と雨水あげたでしょ、明後日までなしよ!


*****


◆問1 - 声に出して読むための語り文


 はー、声に出して読むもなにもそもそも声に出してよむようにして書いてっからあんまり興味惹かれねえっていうかなんも変わらんというか。そりゃ俺も最初の頃は文は文として書いてたというか、こんな喋るように書いたりはしてなかったけども今考えると逆にその頃の方が読んで頭に絵が浮かんだなあって思うぐらいでさ。頭ん中にある絵をデッサン? そんなん下手くそなデッサンしたら伝わるもんも伝わらないべ。だったら文字として描いたほうがかえってよく通じるってもんで、まあ語りで書くなら書くで素描そびょうじゃねえ描写のやり方もあるってもんだけども。まあ、なんでもかんでも一長一短っていうか、こっちが上だのあっちは下だのみたいに簡単に言う奴の言葉なんざ無視しとけって思うわな。どっちの苦労も知ってりゃそんな迂闊なこと言えんし言うことの恥ずかしさっつーもんもわかるってもんで。賞を獲るような有名な作家センセーでもくそくだらないこということもあればドシロートの戯言が真理を突くこともあるから、まあ自分にあったと思うことを自分なりに追求していくのが吉だと思うけどな。まあ、自分でしたことでもナンカやらかしたら他人ひとのせいにしたいような、自分のケツもふけねえような奴はどのみちたいしたもの書けんだろうから、わざわざ言うまでもないわな。そんなんでも書店に並んだりするんだから、まあなんていうか面白い世の中ではあることだよ。いっちょ、がんばんなー!

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