まさか今頃、こんな曲を聴くなんて!


 最近、ホンダのCMで菅野よう子の曲かかるんですよねえ。ビバップの劇伴。当時、やたらとビバップを布教していた友人がいて、彼がサントラも貸して(押しつけて)くれたのでした。

 大体、奴、『天国の扉』やったとき、自分は既に一度観ているというのに、「いいからスロ、観ておけ。わかった金は俺が出す!」とかいって引きずっていきましたから、私を。

 そういえば群馬の片田舎から、わざわざ「攻殻機動隊」を見るためだけに新宿まで私を連れ出したのも奴でした。ええと、半分くらい寝てましたが。後年、また違う友人と『スカイクロラ』を観たときは、

「うん、今回寝ないで済んだのは、アレだな、脚本押井じゃなかったからだな、後半やや入ってたけど」みたいなこともございました。


 閑話休題それはさておき、リバイバルというかなんというか、え、いまさらこの曲? みたいなことは若かりし頃から近年まで、意外と多いように思います。アンダーグラフが最近話題になったとかで、なんか『無職転生』で使われたっぽいのですが、え、使われてたっけ?

 遥か昔、ワンピースのワの字もない頃の話ですが、同じく自動車メーカー日産シルビアのCMでティアーズ・フォー・フィアーズ「シーズ・オブ・ラブ」を聴いて、うお、かっこいい、でも誰の曲かわからん、生協に聞いてみよう! と生協にリクエストしたら、見事答えてくれた、ということがございました。「生協の白石さん」の数年前のことです。おそらく生協とは生体Siriを育成する機関か何かなのでしょう。


 ところで最近エッセイの類いで音楽の話とかしばしば目にするのですが、「うおーわかるー!」というものから「全然わからん!」まで様々あって、様々なんですが、熱く語る、いやクールに語るでもいいんですが、そういうのって本当読んでて楽しいですよね。でも、わざわざ何かを書いて人に読んでもらおうという人種は、「おまえら、これ知らねーだろー」というセンで話を進めていくことが多い様な気がします。そこも、いとをかし。


 私は、あんまり青春を音楽に費やした、というタイプでもなく、ライブも精々少年ナイフ(日清パワーステーション。友人が新聞屋から引き出したチケット)と斉藤和義(日比谷野音。確かゲストに憂歌団の人がきてた。当時の彼女に連れてこられた)、あと研ナオコと梅沢富美男ぐらいしかないのですが、行けばいったでやっぱ楽しいんですが、どうもスタジオミュージシャンのアルバム的なものが好きだ、というのはゲームミュージックで育ったから、というのも関係ありそうです。


 ジャジーな曲が好きなのはギャラクシーフォースのせいだし、ネオアコ・渋谷系の流れにうかうかと乗ってしまったのもむべなるかな。御多分に漏れず、ねえねえ知ってる? の流れで書くなら、多分シショーネンとかPuzz(編曲家西脇辰弥のいたバンド)とかMANNA(元ピチカートの鴨宮諒の始めたユニット)とか、田原音彦とかになっちゃうでしょうかねえ。すみません、田原音彦は嘘です、いや好きだったしアルバム二枚は持っていたけども。


 ……あれ? 林田健司とか松岡英明とかどうしてんですかね? いまでも頑張ってるんですかね? まあファンだったというよりKBスペシャルというキーボード雑誌買ってたもんで、なんとなく覚えてるぐらいの印象ですが。楠瀬誠志郎とか、山本英美とか。ホッピー神山とか三柴江戸蔵とか。

「アフターバーナー」でディストーションギターの音をサンプリングしてる、と当時話題になったんですが、どれがその話題になった音なのかわからない、なんて子でしたので(おまえ、冒頭だよ、冒頭のアレだよ!)、ギターよりかはキーボードにいっちゃったんでしょうねえ。

 そういえば、わからない、といえば筑波万博という、カジノがどうとかいうような胡散臭い話にもならず、未来を描き出す由緒正しい博覧会がその昔あったのですが、そこで買ったコスモ星丸のラジオで初めて氷室京介の声を聞いた私は、

(最近のヒデキはこんなん歌ってんだ)

 と思ったことをここに告白しておきます。まあ、つい最近でもダンジョン飯の新オープニング、え、星野源? とか思ったりしたんですがね、ガハハw


 あ、ちなみに今でもアルバム出たら買うだろうアーティストはXTCとスティーリーダンです! てへぺろ(//∇//)


(近年、カラオケで歌うのはもっぱらアニメで使われた曲ばかりです。ヒゲ男とかKing Gnuとか米津玄師とかw)

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