なんでキンパツ?
結界にて、なあゴーレムさ名前が無いと呼ぶには不便だよな。
だから名前を付けたいんだけれど良いかな?
のっぺりとした体がうなづき、どうぞマスターと話すが・・・名前を付けると変化しそうだからアマテラス様に連絡をしてみると・・・
どうしたの?困ったやつとか気に入らないのが出てきたの?さぁ話なしなさい全て滅してあげるから!
いやね・・この子(ゴーレム)に名前を付けてあげたいんだけれど大丈夫かな?
成る程、此の子に名前を付けてあげたいのね!ならば・・・・・・爺も呼ばないとね!
ほうほう・・名づけとは良い事だのぉ・・・さてどんな名前を付けるのじゃ?其れによって容姿が変るし御主の思う様な事になるじゃろうてな!
うーん・・・「リプリー」って付けたいんだ。ある映画からとったんだけれどね。どうかな?
そうねー・・階、こっちに来なさい私の手を取って願いなさい、このゴーレムに名づけをする為に。そうしたらエンマ爺がアナタの思念と理想を組んで此のゴーレムの形と魂が宿るから。
ほっほっほ・・・成る程のぉ・・お主は何気に・・うむ。良い良い。アマテラス嬢と冥界裁判官たるワシの名に置いて、生命なきこのゴーレムに魂と意思と素晴しき肉体を与えようぞ!
・・・・・眩しい光の先にゴーレムだった物が形を変えて現れる・・其れは如何見ても、あの映画に出てきた優しく・勇気があり知的・母性を持った彼女に似ていたが・・・何故か髪の色は金髪で目は碧眼だった。
「私の名はリプリー。マスターに作られた最初のゴーレムにしてマスターの武術・剣術の師範。マスターを守り盾となる者」
階?・・此れが貴方の願った形かしら?
・・・・・不味い・・アマテラス様がちょっと機嫌悪い。
なので!「母上様、之はアクマデモ私の従者ですし決して母上を蔑ろにした訳ではありません。」「母上より優れては居ませんし・・」
「冗談よ階、此の子は貴方のイメージを元に私と爺が作った魂と肉体なの。だからリプリーは私の子でもあるのよ?其れに体は不老・不死だし、下級神と同じ力を持ち私の力の一部と爺の力を宿した肉体と精神なの。ただ・・其の強大な能力の為に此の世界の魔法は一切使えないけれど神力を常時使えるから貴方が万一の時は必ず傍に居て守ってくれるから安心してね。私達はこの結界の中だから此の世界に来られるけれど、結界の外には簡単に干渉出来ないの。だから此の子に貴方が名前を付けると言った時に、此の機会を逃さないように私たちの力の一部をリプリーに授けたのよ。」
そうじゃぞ?階、本来なら我々は此の世界に干渉はしてはならぬのじゃ、此の場所をお主が結界として確保したから可能になったのじゃ。
ふーん・・そうか・・ならばお礼を言わないとね。
「母上様」「エンマ爺様」有難う御座いました。
ヨイヨイ・・ワシをエンマ爺と呼んだか・・お嬢の子であるしワシの孫かも知れんの。無理をする出ないぞ?気分がよい・・先に戻るかのぉ・・忙しい身なのでな!
そうねー私も戻ろうかしら・・階、此れを渡して置きます。ペンダント・アミュレット等と呼ばれるものです。貴方が好きだった向日葵の花を象ったから気に入ってくれると思います。若しもの時は此れに魔力を込めなさい。でも簡単に使っては駄目ですからね?其れに此れは奪われても貴方の元に戻ってきますし、奪った相手は大変な事になりますから。
では戻ります。リプリー!階を頼んだからね?
「ハイ・・・アマテラス様。必ずマスターをお守りします。」
硬いわねぇ・・でも安心かな。階、此の世界を愉しんでね。
あーあ・・行っちゃったね。リプリー、とりあえず衣服を着てくれ。母上が一応、下着は付けさせたみたいだが君は女性の格好だから困る。裸より困るからうーん・・・
マスター・・私は魔法が使えません、神力で衣服を作りたいのですが・・まだ神力は其れほど使えないのです。なのでマスターに作ってもらえないでしょうか・・・
うーん・・服・・軍服・・おしゃれ・・無理・・あ!あれで行こう。
マテリアル始動!軍服女性版!材料は・・・倉庫に有る毛皮を使った物と植物の素材!
・・・・なんとまあ・・上下真っ白で汚れたら目立ちそう軍服がデキタヨ・・・性能はと・・鑑定君出番だ!
白き軍服
穢れを寄せ付けない神聖な軍服・暑さ・寒さを自動で感知し、時と場所において形態を変えることが出来、破損が起こっても自動的に修復が行われる。神力によりあらゆる物から身を守り他者を守る力を得る事ができる。
ナニ此れ、絶対・・アマテラス様の加護とかエンマ爺が関わってるでしょ、お爺様は速攻で帰って行ったけれどナンカしていったよね、絶対。まあ良いか。
リプリー動きやすい?
マスター無理なく動けますし問題は無いです。其れに・・この配色も変えられますから安心して下さい。今は周りが雪原や雪山ですから白が良いのだと思います。
そうかーまあ・・いろいろあったけれどもリプリー此れからよろしくな!
パラレル地球に連れて行かれました @kirikaze999
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。パラレル地球に連れて行かれましたの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
近況ノート
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます