4話 小1と中1と小1

結局俺は断れず、友達を呼んできたようだ。


 


 「ただいまー」

 

ただいまーって、普段はお邪魔しますだよね。

 変な誤解をされるよ。まぁ、誤解されたところで、小1だが、

 「いらっしゃい、君が、」


「私、三原 愛菜まなです。よろしくお願いします。」


「お!しっかり挨拶出来て偉いね」


「プーお兄ちゃん、まなだけ褒めてずるい!」


「夢は隣なんだから、今度一杯褒めてあげるよ。」


「ほんと?」


「ほんと、ほんと、それに、夢はいつも元気で偉いよ」


「やったー!ありがとう」

 夢はピュンピョン跳ねてる。


「俺はね」


「知ってます、夢ちゃんのお兄ちゃんだよね」


「、うーん?なんと言うか、一応名前を教えるとね」

 名前を覚えて貰わないと、家帰った時、一人暮らしをしている、友達のお兄さんの家にあがるのはやばい。せめて、名前だけ覚えて貰ったら、問題になった時、説明出来る。


 それから俺の名前を紹介したあと、


 「じゃあ、俺は課題やるから、二人とも自由に使ってね」


「はーい」



俺は課題に取り組んだ。


 時々、二人が遊んでいる様子を見るが、大丈夫そうだ。


 そして、時間がたった。


 「お兄さん、また今度遊びにきて良いですか、」

 

「いいよ、いつでもおいで」


「ありがとうございます。お兄さんの家夢ちゃんの言う通り、色々あって面白いです。」


「お邪魔しましたー」


二人は帰っていた。俺は散らかった物を片付けた。


 まなちゃんはよく遊びに来るようになった。

 

 そして、俺はまなちゃんのお兄ちゃん呼びについて、少し心配をしていたが、夢ちゃんとまなちゃんは親絡みの関係も多く、俺はまなちゃんの親から公認になっていた。

 


 俺は当分クラスメイトと遊ぶことは出来なそうだ。

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