②4話
結局一緒に暮らしたまま。気まずい。
お母さんに家にいてあげようかと言われたけど、それじゃ生活も出来ないし、断った。
「なんで、こっちに来るの?」
「何となく」
姉が近くに座ってくる。
やめろよ。今更話すことないよ。
「お姉ちゃん、弟のこと大好きだから出来るだけ近くに居たいから」
「・・・」
嫌味にも聞こえるよ。つか嫌味なのか、どっちなんだ。
「とりあえず、距離感取ろうよ」
「・・・お姉ちゃんは嫌だよ」
「いやいや、俺だって受け入れるまで時間が」
「時間経ったら、また受け入れてくれるの!!」
「言葉の綾だよ!!とりあえず少し離れて」
「ええー、照れてるの??」
俺、何で付き合ってたんだろう?
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