第7話

春視点


今日もログインすることは出来なかった。


ゆーくんに会うのが怖い。それに学校でまた、私のせいで優くんを傷つけてしまった。


ゆーくんだって分かった途端、急に虐めをしてしまった自分のやってしまった恐ろしさを痛感している。


ゆーくんは今、何をしているのだろうか。


あの家で、私を待ってくれているのだろうか。



つか、どうしよう。絶対に聞こえてたよね。あの会話。


早くゆーくんに彼氏なんて居ないって伝えないといけない。けど怖い。


私、こんなにチキンだったなんて知らなかった。


あー、もうこうしている間にもゆーくんは傷ついて、私に興味を無くすかも知れないのに



春は気付いてなかった。ちきっている訳でなく、優を心のどこかでは、まだ見下して居たかったことに

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る