VRの妻の正体は、リアルで俺を虐めるリア充野郎だった。

激 辛

第1話

俺はまだ高校1年生だが、妻がいる。


それはネットで出来た妻


「そうなんだ。まだ学校で、辛かったよね」


「うん、でも今ははーさんが居るから幸せだよ」


「私もだよ。ゆーくんに会ってから私本当に幸せなんだ」


学校では虐められている。けどこうやっていつもはーさんに相談に乗ってもらい、優しく抱きしめて貰えるから俺は幸せだった。


ーーーーー


リアル


春「遅いよ!!罰としてジュース一本追加ね」


優「・・・わかりました」


春「早く行けよ!」


女の子に蹴られて、俺は走った。


素直に命令を聞くしか出来ない。


辛い毎日。


本当は、今日は二人で課金して、ケーキ食べようって約束してたけど、ちょうど1000円無くなっちゃったな。謝らないと


ーーーーー

VR世界


は「えー、ゆーくんは何も悪くないよ」


ゆ「ごめんね」


は「良いよ。じゃあ、今日は私が奢ってあげる」


ゆ「いや、よくないよ。そんなの」


は「いいの、良いの。我慢したゆーくんのご褒美。」


ゆ「でも、それなら、はーさんにはいつも助けられてるし。相談して貰ってるし、お礼したいこと幾らでも」


は「それは私もだよ。ゆーくんに私は何回も助けられてから。」


そして、俺の止めは聞かずにはーさんに奢って貰った。でもいつか必ず恩は返そう。


ーーー

VR


「へぇー!アンタそんなのやってるんだ」

最悪だ。ゲームやっている所を春さんに見つかってしまった。


「そうだよ」


「やめなよ。」


「えっ、」


「私もそのゲームやってるんだよね。実はさぁ、だからアンタと同じゲームやってるとか思われたくないし」


理不尽だ。


これでこのゲームを消さないと、きっとこのあと誰かにボコボコにされる。けど


嫌だ、このゲームは辞めたくない。このゲームははーさんとの思い出があるんだから


「ヨッと」


「あー!!」

春さんに取られてしまった。


「返して、お願い他のことはなんでもするから、返して」


「嫌だよ。そうだ、最後だし、アンタがどれくらいか見てあげ・・・」


春さんの様子がおかしい。でもチャンスだ。


俺ははーさんから奪い返した。


良かった消されずにすんだ。


「・・・」


春さんが震えている?


一体何に?俺がプロ級のランクだからか、

以外だな、春さんも嫉妬するのか


そうだよ。忘れるところだった。はーさんに連絡を


「!!」


今ちょうど、俺が送ったタイミングに春さんの携帯がなった。


俺の中で少し面白かった。



「・・・」

春さんは携帯を見ている。


なんか、分かんないけど、俺の興味は外れてたようだ。


とりあえずはーさんに今あった面白いことを連絡しよう


春さんの所から、送られた音がなる。


また被ったよって送ると、


また春さんから音が鳴っ・・・


俺はなんで春さんが震えているのか分かった気がする。


「もしかして、春さんって」


嘘だろ。


「はーさんなの?」


「・・・そうだよ。ゆーくん」


春さんって彼氏、居たよな。








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