第10話 アンバランス

 今回のアンバランスというのは、文章の構成とかの話ではありません。


 デビュー間もないあなたはカクヨムの作品、何を見てすごいと思いますか?


 ☆の数?


 ♡の数?


 フォロワーの数?


 コメント数?


 総PV?


 カクヨムを始めて間もないあなたはどう思いますか? やっぱり☆ですか? そう思いますよね?


 いいですか?


 それは思い込みです。


 カクヨムを始めて間もないあなたが、まず『この作者さんすごい!』って思わなくちゃいけないのはPVです。PVを見て下さい。


 どの作者さんの作品でもPVを確認する事はできます。


 タイトルにも付けた、アンバランス。それにあなたは気づく事になるかも知れません。


 第9話にも書いた、読み合い企画。否定はしません。交流の場としてはすごくいいと思います。


 でも、私はそこが怖いと書きました。参加もしませんと書きました。


 理由はサーポチだけではなかったんです。そうです。自分の作品の評価の数字が『アンバランス』になるのが嫌だからです。


 これは私の価値観の問題です。


 気にしない人がいても問題はありません。『気にして下さい』というつもりもありません。


 ただ、前回お話ししたサーポチの様な行為に、愛する作品をどっぷり浸してしまうのは、何かもったいないようか気がしてしまうんです。


 



 1話目だけ読んで


『引き込まれました。頑張って下さい!』


 ☆3つ


 3話目ぐらいまで読んで


『この先の展開がとても気になります。また読みにきます!』(多分、来ない)


 ☆3つ


 たぶん、こういうやり取りが増えます。これが10人と行われれば、☆は30になります。


 あなたが欲しくてしょうがない☆が、読み合い企画に参加すれば、割と簡単に貰えるかも知れません。


『読者は☆の数を見て、その作品が面白いかを判断する』


 こんな話を聞けば、尚のこと躍起になるでしょう。


 確かに、面白い作品には☆が付きます。ただし、読み合い企画に参加しなくても、です。


『読み合い企画に参加するな』なんて事は言いません。でも、


 『☆が欲しい』


 なんて、短絡的な考えで参加しまくるのはやめた方がいいです。アンバランスな事になるからです。


 『読み合い』と言っても、全部を読んでくれる人は稀です。だいたいは前半だけです。なので、前半だけ極端にPVが多い作品になります。


 後半、0PVが続く。なんて事も作品によっては起きてしまうんです。


 それでも☆は100以上あるんです。デビュー間もないあなたが、見るべきなのは☆じゃないという事が分かってもらえましたか?


 

 最初に私は言いました。


 PVを見て下さいと。


 それですごい作品が分かると。



 いいですか、すごい作品というのは『1話』と『最終話』のPVが『同じ』作品だという事です。


 俗に言う、読了率100%。


 ☆が例え少なくても、これが作者にとって、何よりの勲章だと思います。


 全50話の作品。☆45、PV750


 第1話から第50話まで全部PV15。


 極端な例ですみません。



 とはいえ、このすごさに気づかなくてはいけません。あなたが自分の作品に求めるものはなんなのか。なんで書いているのか。


 はい。答えは簡単ですね。








 前話にも書いた通り、読み合い企画を否定する話ではありません。


 読み合い企画で成長していく方も多数おられると思っています。


 デビュー間もない時の、自分に話しかけているような気持ちです。


 これにて、暫くの間お休みします。


『残酷のネル・フィード』の執筆に全集中する為です。


 まだまだ続く予定です。首を長くして待っていて下さいね!!


 

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