第17話 書籍化するために流行りに寄せて書くか、オリジナリティを貫くか
私の経験から書くと、どちらでも可能性はあると思います。
決して「流行りに寄せないと書籍化はできない」ということはないと思うので、個性的なオリジナリティ派の作者さんも、諦めずに楽しんで書き続けたらよいのではないかなと思いますよ。
以下、私の作品と書籍化・出版について、書いておきます。
自作のネタバレを含みます。
◆『市長の恋』(カクヨムコン特別賞受賞、キャラクター文芸)
市政と恋の二本柱の小説でした。恋愛はごく普通の恋愛で、溺愛ではありません(歳の差はありました)。
というわけで、流行りには寄っていないと思います。
キャラクター文芸か? と言われれば、そうではないかもです。
書き方は一般文芸だと思います。こんな作品でも受賞可能です。
書籍化に失敗した原因には、一般文芸寄りだったことがあるかもしれません。私の個人的な考えですが。
◆『ミュゲ書房』(拾い上げで書籍化)
勧善懲悪的なサクセスストーリーという点では、「よくある話」だと思った読者さんがけっこういるようです。ということは、流行りというか、昔からの王道ストーリーと言えるかな。
『ミュゲ書房』という書店の話ですが、
1.書店と出版社を兼ねるところ
2.書店や出版関係者だけでなく図書館や図書館員が出てくるところ
にオリジナリティがあると考えています。
◆『コンサル桐子』(小説現代2023年4月号掲載)
桐子というコンサルタントがピアノ教室を立て直すストーリーです。
わかりやすいお仕事もの。ということは、流行りに寄せた作品ですね。
コンサルとピアノ教室を組み合わせたところなどが、私ならではのオリジナリティだと思います。
こう考えると、お仕事ものという流行りに寄せつつオリジナリティを出す、という、典型的な「流行りに寄せる」パターンの作品かなと思います。
◆『タイトル秘密』(電子書籍の出版に失敗した作品)
カクヨム以外のサイトで思いっきり流行りに寄せて書いた(つもりの)作品がきっかけで、お声がけいただきました。
新しく書き下ろし、内容もひたすら流行のテンプレに寄せたものです。
どこでオリジナリティを出したかというと、似たようなことをする作者さんは多いかも知れませんが、キャラクターです。
ヒロインとヒーローはもちろん、彼らの周囲に魅力的な登場人物を配置しました。
さらに私の作品にありがちですが、ヒロインやヒーローの家も凝ってます。ヒロインは純和風の古い家に、ヒーローはヴィンテージマンションのペントハウスに住んでいるんですよー。夢いっぱいの作品でした。
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