田中との死闘に勝ったシャータは、自分に新しい技術が必要だと思った。｢俺には、打撃のスキルしかない。組技や投げ技のスキルが必要だ。レスリングを始めよう｣シャータは、隣町のレスリング教室を見学することにした。レスリング教室では、元レスリングオリンピック選手のコーチが少年部を指導している。｢こんにちは。見学しに来たシャータです｣コーチが｢こんにちは。シャータ君。早速だけど、レスリングを体験してみるかい？｣シャータが｢コーチとレスリングのスパーリングをしてみたいです｣コーチが｢いいよ。スパーリングをしよう｣シャータとコーチのスパーリングが始まった。シャータがコーチの足にタックルを仕掛けた。コーチがシャータのタックルを受け止める。しかし、シャータの常人離れした力にコーチが驚く。コーチが｢おう！！｣シャータを持ち上げようとする。シャータの体が少し持ち上がる。そのままシャータを倒してフォールを取ろうとする。しかし、シャータが堪える。コーチは、戦法を変えた。素早くシャータの足を取りテクニックでシャータを倒した。シャータが｢くそ！やられた！！｣悔しがるシャータにコーチが｢シャータ君。レスリングのオリンピック金メダリストを目指さないかい？｣シャータが｢俺がオリンピック金メダリスト？俺は、俺は｣シャータは、レスリングオリンピック金メダリストを目指すのか？