ようこそ!ダンジョン旅館【もりのや】へ!
遠上 利斗
プロローグ
ダンジョン都市笠原市
関東北部のとある県の中央に位置する笠原市。出日大社という大きな神社と焼き物の町というのが人々の印象だった。世界変化の日までは。
世界変化の日…世界中にダンジョンが出来、ダンジョンに入った人にステータスが与えられるようになった日…以降この市内に火山系ダンジョンをはじめとした耐熱装備を必要とする中の気温がとても高いダンジョンが多く現れた。
ダンジョンは周囲の環境に合ったタイプのダンジョンと周囲の環境に関係がないタイプのダンジョンの2種類があるのは周知の事実ではあるがここまでこのタイプのダンジョン―しかも火山系が殆どというのは他に例を見ない。それ故、ダンジョンを探索し、中の魔物を討伐する探索者は勿論のこと、探索者以外の者もこの地に興味をはじめとした感心を向けた。
以来、笠原市は国内でも有数のダンジョン都市として名を広く轟かせている。
そんなダンジョン都市、笠原市は探索者向けの宿泊施設の他にダンジョンが出来てから湧くようになった(恐らくダンジョンの影響だと思われている)温泉を堪能できる一般の人でも利用できる(と、言ってもほぼ一般の人向けのようなものであるが)温泉施設、旅館などもたくさん存在している。関東地方は他地方よりもダンジョンが多いのは一般常識ではあるが、笠原市のような場所はほとんどない。あったとしても中が洞窟型のようなものばかりだ。温泉を楽しむだけではなく、実際に少し覗いてみたい人(難易度が低いダンジョンのなかにはお金を払うとダンジョン体験のようなことができるダンジョンも存在する。笠原市も低難易度のダンジョンの1つが体験可能ダンジョンだ)も多く来る為、大手宿泊施設グループを運営している企業はもちろんのこと、様々な企業がビジネスチャンスだと思ったのか施設を作った故に笠原市はダンジョン都市ではあるが、温泉街のような雰囲気をしている。
特に東京に直通している路線が通る友間駅の駅周辺はかなり温泉旅館が多く、笠原市内の宿泊施設の実に65%を占めている。
そんなたくさんの新しい宿泊施設がある笠原市内にある1つの旅館。世界変化の日以前より存在し規模が大きくないながらも長くこの地で続いていた小さな旅館。
名を【もりのや】という。
これは世界変化の日から30年以上経ったある年、もりのやで起きたもりのやとしても、世界的に見ても大きな事件から始まる。
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当作品を読んでくださりありがとうございます!
この作品はカクヨムコン応募作品です。
プロローグ終了までは確実に1話1話が短いです。そこから先は書いている途中の為、未定ですが、他の作品、作者様よりかは短い可能性があります。何分少しのプロットとキャラ設定、舞台となる旅館の図(同時進行で作っている)を片手にポチポチと打ちながら上げていますので…。
2月入るまでに(目標ではありますが1/25辺り迄にいきたいと思ってます…)10万字いかないと応募作品とはならなくなってしまうので頑張って執筆します。よろしければ応援の程よろしくお願いします。
私のX(旧Twitter)@ nanatime3 と近況ノートにて当作品のお知らせをしますのでよろしければフォローと確認していただければと思います(Xは雑多垢故苦手ジャンル、地雷がある方はお気をつけください)。
今回はこの辺りで。次回の更新をお待ちください。
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