推理小説（ミステリー）の歌・Ⅱ

ふるは　ゆう

旅人よ三月の淵めぐり会う

ひと夜限りの淡き夢かな　　　／恩田陸「三月は深き紅の淵を」

　～１冊の本を巡る不思議な短編集です。ここから理瀬シリーズが始まります～

湿原に高くそびえる青の丘

門を開けし三月の国　　　　／恩田陸「麦の海に沈む果実」

　～不思議な学園へ送り込まれる記憶の無い少女、理瀬とは？　～

白百合の香りに沈む館にて

集いし魔女の宴始まる　　　／恩田陸「黄昏の百合の骨」

　～重苦しい館に怪しい姉妹、ここに理瀬が加わっていよいよミステリ開演です～

霧雨に濡れた黒薔薇ハロウィンに

絡まり集う聖杯の夜　　　／恩田陸「薔薇のなかの蛇」

　～理瀬シリーズのラスト、グイグイと引き込まれます。次回作を期待してます～

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