第35話

過去編


彼女は浮気したことの罰と信頼関係を復活させるために、しばらくは俺以外の男とは話さないように約束した。


彼女は少しずつ元気を失っており、声が悪くなっている。


そして、約二週間後


「優くん、やっぱりきついよ」

彼女が申し訳ないように、許して欲しいように声を低く言って来る?。


「・・・」


「私が悪いのは、分かってるよ!!でもほら、生活もあるし、やっぱり関わらないのは辛いよ。友達との関係もあるし」


「そうだね。」


「それに、優くんも私のこと縛りたくはないでしょ」


「・・・」

出来れば、本当にそれくらいしてでも、一緒にいて欲しいけど、でも彼女の言う通り、彼女に幸せの方が優先したい気持ちもある。


「うん」


「だよね。だから、許して欲しいんだ」


「・・・」


そして、俺は彼女にいいと言ってしまった。俺は正直、思ってしまっていた。彼女はまた同じように他の誰かとキスをするんじゃないのかと俺は疑ってしまっていた。悲しいことにその予想は直ぐに当たってしまい。

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