鷹鳥を祀る

鷹鳥たかとりまつるねぐらの寒々し

【季語】鷹鳥を祀る(初秋)



「きごさい」を眺めていて見受けた、動物擬人化の季語です。このシリーズ、他に


かわうそ魚を祀る」(初春)

やまいぬけものを祭る(晩秋)


なんていうシリーズもあるのだそう。春に「獺魚を祀る」で詠んだときには、気づきませんでした。


※参考

獺魚うそうおを祭る水際みぎわやきらきらと

【季語】:獺魚を祭る(初春)

かわうそを、字余り覚悟で「かわうそ」読みにするか、「うそ」読みにするか、悩んだ一句です。


こちらの句は、昨年詠んだ「別れ鳥」の後の光景とでも言うのでしょうか。子供らが巣立った後であれば、ねぐらに小鳥を並べるスペースもできるかな?

ですが、どこか虚しさが残る。そんなイメージです。


おまけで、昨年詠んだ句を再掲しておきます。


叶津かのうづの関を越えゆく別れ鳥

【季語】別れ鳥

※叶津の関:奥只見にある八十里越えの別名です。


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