【和風F】橘の香りを知りたくて……。
先週末に「府立植物園でタチバナが咲いた」とXで見かけたので、それを見に行ってきました(※1)。
場所は、植物園内の半木神社の鳥居から南西にまっすぐ伸びる道と小径とが交差する地点の南西です。
鳥居の南西のエリアに柑橘類が固まっているようですね。
橘の香りと言えば王朝文学にもよく登場するものですが、残念ながら花には近づけなくて香りを確かめることはできませんでした。(※2)
府立植物園は多くの木には割と近寄れるんですが、このタチバナについては道路と根元の間にローブの柵がありましたので……。
その代わり、近くにあったカワノナツダイダイがたくさん花が咲いており、好きなだけそばに寄ることができるので、甘く爽やかな香りを楽しむことができました(※3)。
京都府立植物園ではWebサイトで見ごろの植物を地図つきで紹介して下さいます「半木通信」(※4)
今回はその地図をみながら、ハナイカダ、チョウジソウ、ナワシロイチゴ、ヤマボウシを探してみることができました。
ハナイカダ(※5)は、葉っぱの真ん中に花や実ができる風変わりな植物で、ちょうど若い実が見られました。
チョウジソウは湿地に生えるのだそうで、植物生態園の池の橋の南端の北側にありました(※6)。
今は絶滅危惧種だそうですが、昔から日本にあったのだそうで平安ファンタジー小説に使えそうです。
ナワシロイチゴは日が差す場所だからか、ちょっとくたびれていました(※7)。
ヤマボウシは、府立植物園の木は背が高すぎでお花が良く見えませんでした(※8)。
ただ、こうしてヤマボウシという植物について知識を得たおかげで、近くのお店の敷地に生えいているのを発見できました。
また、府立植物園の南東にあるシャリンバイが花盛りでいいにおいがしました。
このシャリンバイ、よく街路樹になっています(※9)。
皆さんのお近くにも咲いているかもしれませんよ~。
その前日には上賀茂神社近くの大田神社のカキツバタを見に行きました(※10)1000年以上前から自生している天然記念物だそうです。
平安時代の藤原俊成が「神山や大田の沢のかきつばたふかきたのみは色にみゆらむ」と詠んだとか。
平安ファンタジー小説を書くものとしては、同じ光景を目にしているのかもと思うとワクワクです(※11)。
上賀茂神社の辺りを通り、新緑眩しい賀茂街道を南に下りました。
気持ちよかったですよ~。(※12)
*****
※1 府立植物園園内MAP https://www.pref.kyoto.jp/plant/documents/map-jp-.pdf
※2 タチバナです。https://twitter.com/washu72802210/status/1788900974268240048
※3 カワノナツダイダイです。エエ香りでした~。
https://twitter.com/washu72802210/status/1788901549374333249
※4 こうして地図で説明して下さるのですが、植物生態園は道が入り組んでいるので探し出すのに苦戦しました……。
https://www.pref.kyoto.jp/plant/migoro/top.html
※5 ハナイカダです。
https://twitter.com/washu72802210/status/1788904650315649372
※6 チョウジソウです。
https://twitter.com/washu72802210/status/1788904977479647335
※7 ナワシロイチゴ
https://twitter.com/washu72802210/status/1788905445840855435
※8 府立植物園のヤマボウシhttps://twitter.com/washu72802210/status/1788906262127882394
※9 シャリンバイです。街路樹でありますよ~。https://twitter.com/washu72802210/status/1788906998161080690
※10 上賀茂神社Webサイト 大田神社 https://www.kamigamojinja.jp/shaden/oota/
※11 鷲生が撮影した写真がこちらです。大田神社カキツバタ群生https://twitter.com/washu72802210/status/1788849152438464647
https://twitter.com/washu72802210/status/1788849790933143658
※12 上賀茂神社から賀茂街道の写真です。
https://twitter.com/washu72802210/status/1788850592385049021
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