登場人物


 フランソワーズ・ド・モンティーヌ

 ロベール王国の筆頭公爵令嬢。愛称は「フラン」

 輝く金の髪に宝石のように美しい青い瞳、陶磁器のように滑らかでシミ一つない白い肌、顔立ちは恐ろしく整っている絶世の美少女。



 クロード王太子の婚約者。

 病にて亡くなった……ことにした。

『乙女ゲーム』のライバルキャラ(悪役令嬢)だと記憶がよみがえり、婚約破棄後に殺される運命から逃れるために奮闘した結果、何故か聖女になった。


   

 アントワーヌ

 モンティーヌ公爵。フランソワーズの父。

 母親が小国の王女。

 優しく厳しい。


 

 マルグリット

 モンティーヌ公爵夫人。フランソワーズの母。

 誇り高く美しい元王女。王姉。大国の王女である最初の王妃の娘。「賢妃」として名高かった母王妃によく似ている。

 黒髪の巻き毛にアメジストの瞳。

 血筋は国王よりも遥かに良い。従兄が大国の王で実の兄妹のように仲が良い。

 


 リュシオン

 モンティーヌ公爵子息。フランソワーズの兄。

 穏やかで優秀。



 クロヴィス国王

 元側妃である伯爵令嬢の二番目の王妃の息子。



 アメリー王妃

 侯爵令嬢。

 王家に金がないため息子とフランソワーズの婚約を願った。望みが叶ったものの、息子の失態でおじゃん。実家も破産寸前にまで追い詰められた。


 

 シャルロット側妃

 辺境伯爵家の令嬢。現在は実家の辺境伯爵で息子と共に領地を切り盛りする才女。


 

 シャルル第一王子

 辺境伯爵。母の実家を継いだ。

 後に王になり『善王』として国を守った。


 

 クロード第二王子

 王太子。

 俺様の自己中心男。

 フランソワーズの婚約者で、婚約理由を理解していなかったアホ。

 学園祭で婚約破棄したバカ王子。



 

 エバ・キュリー

 男爵令嬢(ヒロイン)

 男爵家の庶子。母親が男爵家のメイドで正妻の死後に後妻となった。

 豊満な肉体なのに幼げな言動が庇護欲をそそる美少女。

 ゲームの記憶があったのか、それともお花畑思考のせいか、自作自演の虐めで足がついてしまった。最終的には男爵領で元王太子と王命で結婚。幽閉同然の暮らしに使用人のいない生活は果たして……。 

 

 

 コリンズ侯爵子息。

 宰相の息子(ゲームでは宰相になり国王夫妻を支える)。

 攻略対象。

 

 

 ウルフ・グールモン

 モンティーヌ公爵家に代々仕える護衛の息子。公爵令嬢の護衛(ゲームでは王太子妃になったヒロインの専属騎士となり爵位を得る。最終的には伯爵位を得て近衛騎士団団長まで出世する)。

 攻略対象。

 モンティーヌ公爵家に返す借金のためギルドに所属し、激戦区で戦死する。

 


 

 商人の跡取り息子

 男爵令嬢(ヒロイン)の婚約者。

 ヒロインの美貌に参ってしまうが、商人の血はどこまでも現実的だった。この女は「使い物にならない」と悟る(正解)。

 

 

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