第15話

「”買い物デート”に行こう!(ショッピング編)」


「へぇ~!此処がこの町のショッピングモールね!結構大きい!」


「このショッピングモールはこの町で一番大きいから、欲しい物が在る時や出掛ける時は大抵此処に来るんだ」


「そうなのね!それじゃあ今日は沢山買い物しましょう♪」


 ショッピングモール近くのバス停に到着し、そこから少し歩くと目的地であるショッピングモールに到着した。早速ショッピングモールの中に入って近くにある地図に向かって地図を見ながら話しかけた。


「それで、今日は何を買う予定で?」


「そうねぇ、今日は引っ越してきてまだ小道具が足りないからインテリア関係を買いに来たの」


「インテリアか。となると……、此処とこのお店だな」


「分かったわ。それじゃあ早速行きましょう♪」


 俺の手を掴んできた愛歌に頷いて答えてから、インテリアショップに向かって歩き出した。一緒に話しながら目的地のインテリアショップに到着すると、早速近くに置かれている商品を手に取って見始めた。


「今日はどんな物を探しに来たんだ?」


「うん。前に住んでいた自分の部屋と比べてまだ寂しい部分があるから、クッションとか何か可愛い置物とかないかな~って思ったの」


「なるほど。それじゃあ、あっちに置いてあるのはどうだ?」


 愛歌の話を聞いた俺は、店の奥の方に並んでいるコーナーを指さして教えると、愛歌もそちらの方を見ると、そこには沢山のクッションや人形が置いてあるコーナーが作られていた。


「わぁ~!可愛い!!ちょっと見に行っていい?」


「あぁ。俺も折角だし夢奈にお土産でも買って行ってあげようと思っているからさ」


「ふふふ、分かったわ♪」


 俺に答えた愛歌は、笑顔でウキウキしながら棚の商品を見て吟味し始めた。それを確認してから俺も近くにある棚の商品を見て買物を始めた。


 ☆


「夢歩君の方は夢奈ちゃんへのお土産の買い物終わった?」


「あぁ。そっちは?良いのは見つかったか?」


「うん♪ねぇ?何を買ってあげたの?」


 互いの買い物の会計を済ませてお店の入口に移動すると、俺が買った物が気になっているのか、ウキウキしながら俺の持って居る袋を見て聞いてきた。俺は袋の中から猫の人形を取り出した。


「わぁ!可愛い猫のクッションね♪」


「夢奈は猫のグッズが好きだからな。確かこの猫グッズは持って居なかったはずだったから、ついでに買って行ってやろうと思って」


「きっと喜ぶわ!こんなに可愛い猫ちゃんのグッズだもの!私だったら嬉しいわ♪」


 俺の選んだ猫の人形を見て笑顔で答えてきた愛歌の笑顔を間近に見て、思わず顔を背けてしまった。俺が顔を背けたことを不思議そうに見てきた愛歌に向かって何か別な物に気を逸らそうと考えた俺は、偶然視界に入ったアパレルショップに目を向けた。


「?どうしたの、夢歩君?」


「い、いや!?あ、相川!丁度あそこにアパレルがあるし、ちょっと服でも見てきたらどうだ?商店街じゃあ余り服は売っていないだろう?」


「え?そうねぇ~、確かにこっちに引っ越してきたばかりで私服が余りなかったわ。丁度良いですし、ついでに見に行こうかしら♪」


俺の提案に笑顔で答えてから一緒にアパレルショップに行った。店内に入ると、愛歌は早速近くにある服を物色し始めた。その隣を一緒に歩いていた俺は彼女の服選びの速さに驚きながら愛歌に話しかけた。


「相川、服を選ぶの早いな。服を選ぶのに迷いが無い」


「え?そう?何と言うか、服選びは””自分でやっていたから、結構慣れたからかな?」


「そ、そうなのか……」


 (昔から自分で選んでいたのか?それにしても……)


 俺の質問に答えながらも、愛歌の手は自分が似合いそうな服を瞬時に選びながら買い物かごの中に入れていた。ある程度服を選ぶとそのまま会計に向かい、さっさと会計を済ませた愛歌は笑顔で俺の元へ戻ってきた。


「ふふふ、思ったよりも色々買えちゃった♪」


「凄く早く買い物終わったな……。つ、次はどうする?」


「う~ん、そろそろ昼食を食べに行きましょう?お腹空いてきちゃった」


「もうそんな時間だったか。この近くにフードコートがあるからそこで昼食を食べに行こう」


「うん♪」


 笑顔で頷いてきた愛歌と共に近くにあるフードコートに向かって歩き出した。

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