22、死に戻りのオールラウンダー 100回目の勇者パーティー追放で最強に至る ☆
【作者】
石製インコ様
【あらすじ】
「――ニル・アドミラリ、今日限りで、お前をこの勇者パーティーから追放する!」
「おっけー! じゃあな!」
勇者から追放を言い渡された主人公ニルだが、ショックを受けた様子はまったくない。
それもそのはず。彼が追放されるのは、これで98回目なのだ。
ニルは「死に戻り」の呪いを受けており、寿命以外の死を迎えると、何故か勇者に追放される瞬間に戻されてしまう。
今も魔王デスグラシアにぶち殺されて、死に戻りしてきたばかりだ。
「今回こそ、デスグラシアを倒してやる!」
今から1年後、魔王デスグラシアが真の力に目覚め、人類滅亡が確定となる。
それを防ぐには、覚醒する前に奴を倒さなくてはいけない。
ニルのクラスはオールラウンダー。成長は非常に遅いが、すべてのスキルと魔法を習得できる。
彼は周回を重ねる事で、スキルと魔法を極めていき、ついに97周目で全てをマスターした。
あとは、この最強の力をもってして、最短で魔王デスグラシアを討つのみ。
ニルは奴がいる勇者学院に入学する為、能力の強化と金策を最大効率で進めながら、入学試験に臨む。
受験生の中には、現時点では魔王太子であるデスグラシアの姿があった。
現段階では、人間と魔族は和平を結んでいるのだ。
60周目で魔族の奴隷となっていたニルは、魔族語をマスターしており、ちょっとしたきっかけから魔王太子デスグラシアと会話する。
その結果ニルは、デスグラシアが素直で良い子であると気付いてしまった。
【感想】
死に戻りの呪いを受けた主人公が、大往生するために奮闘する作品です。
RTA、学園、追放などいろいろな要素が入っていて面白いです。死に戻りで主人公はループしているので、序盤はRTAになるのですが、毎回少しルートが変わるのでそこが面白いです。しっかり主人公視点で解説も入っているのもいいですね。
追放も毎回追放される主人公も追放する側も違う反応をするので面白いです。追放されたけど追放した相手は没落していってざまぁではなく、自分で追放されたけど返り討ちにするということもあって面白いです。学園ものはあまり読んだことがないので詳しいことは言えないですが、普通に面白いです。
黒幕がわかるシーンもよかったです。
ただし、序盤(99周目)は少しうつ展開なので、苦手の人は気を付けてください。
文字数はこの作品はそこまで多くないのですが、文字数以上に内容の濃い作品です。私はもっと評価されてもいいのではないかと思う作品です。興味を持った方はぜひ読んでみてください。
【詳細情報】
ジャンル…異世界ファンタジー
本編完結(番外編投稿中)
文字数…約36万文字(番外編含む)
目安読了時間…約12時間(番外編含む)
コミック1巻
作品URL…https://kakuyomu.jp/works/16816452219587161773
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