第3話 エイルの場合 その1

A:エイルさんを捜す


エイルさんを捜すワン! 

白い羊をかきわけ..かきわけ..かきわけ メエエ♪の羊の合唱の中

ぜいぜい..(汗) 

羊に阻まれて 進まないワン 


うううう埋もれてしまう・・ワンワン!


うおおおんワンワン!踏まれた! 蹴られた! 舐められた! 

あああ 咬まれた!痛い!ワンワン!wwwww!


ひょい!誰かが僕の服のえり首を掴んで 

上から救い上げてくれたワン!


「ありが..」と御礼を言いかけて 

フリーズするワン子だった...真っ白のホワイトなライオンだった


青い瞳が素敵です事...ワンワン(汗)..


僕の服のえり首を掴んだまま..おもちゃのように嬉しそうに

ふりまわすライオンさん


きやああああwwwwww!

そのまま上にポン!そして 嬉しそうに 大きな口を開けた!


きやああああwwww 

このままライオンさんのお口に落下しますワン。


そして ライオンさんの胃袋に直行か?ワン!  

お昼ごはんになってしまうワン!


魔法の呪文とともに白いライオンさんがフッと消えた! 今の移動の呪文では! 

どこかに飛ばされたみ たいワン!




すると今度は青い光の玉がいくつも 僕を包んで くるくる周り始めた 




魔法の青い玉の力で僕はふわりと浮いたワンワン!




「大丈夫かな?」 優しそうな男の人の声... 


彼は羊の群れを避ける為 店の看板(ポールにぶら下がった看


板タイプ)のポールにのんびりと足を組んで 腰かけてた


淡い金髪 青い瞳..あれ?この人もしや エイルさんと同じ国の人


「リアンだよ・・ 君は?」 「魔法使いの弟子のわん子です」  


「わん子くん大変だったね 怪我はない?  

あ、ちょっと待ってね 」優しく笑いかけると


横を向き トーガのかけた右腕


..この人の右腕..トーガに隠れてるけど 

欠けてる....上半分ぐらいしか残ってない



多分...激しい戦争がいくつもあったから...その時に...


リアン..彼の視線の先には 先程の青い玉が 

羊に咬まれてる街の人を救い上げていた。


青い玉は 救い上げた人を 

店の2Fの窓に連れてゆき そこに避難した。 


ああ...青い魔法のボールは 腕の代わりなんだ。 

笑顔で笑いかける..。


ところで これからどうする? わん子くん? 


ハッ!としたわん子 助けてくれて有難うございますワン! 


連れが羊の群れに連れていかれたので

助けにいきますワンワン!!


わん子は御礼を言うと 

看板のポールから ジャンプして羊の背中に飛び乗り 


背中をジャンプジャンプを繰り返して 手を振って 

またジャンプしてエイルの元に急ぎました。ワン


あ、あれ!向こうで長い黒髪の美少女が

羊の背中に飛び乗りピヨンピヨン飛び跳ねてる!

何だろう?ワン


そこに...きやあああwwwww 

向こうからエイルの悲鳴!


そこには 羊どもに 服を食いちぎられている 

エイルの姿があった...。


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