豆の木に住んだ少年

巨大な豆の木を登ると中は住居だった。


中央には天まで届く螺旋階段。


沢山の小窓を開ければ鳥の巣や綿雲が見える。


家具は木製。


太い枝が室内を横断し立派な丸太のテーブルが添えられる。


上階から足音。


巨人かと思えば気のいい青年が。


「豆の木が気に入っちゃって」


ハープの歌声を聞きながら紅茶を嗜む。

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