「ひと休み」#言葉の添え木より


 6年生きて6年隠れて6年で日の目を浴びた。舞台。袖から見るだけじゃない。とうとうあのスポットライトの下で舞う、舞う、熱、熱。滲んでいくのは汗か熱か。6年生き抜いて6年傍にいて6年で、あの舞台の上で、やっと休める。ここは暗い袖でなくて、願った、ひと休み。

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