一日一編集『エアコンを止める日はない。だけど肌を重ねない日はない』

朶骸なくす

　そこに行く為に何枚の襖を開けないといけないんだろうか

　この家は広いが、人の感覚も広い

　何故、また星が輝く時に会えないのか

　誰も教えてくれないが

　教えてくれたのは君だった

「会う訳にはいかないのです」

　誰が何故、そんなことを取り決めた

　ここの主人は私なのに

「私とあなたは違うのです」

　ここの主人だ！

　歳が離れていようと

　関係が離れていようと

　思いが、離れていようと

　確かに愛していたのに

　今日、自室にある刀を持って歩き回った

　途中、障子に影があったので刺し殺す

　次は誰を殺せば君に会えるんだ

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい