第2話 孤独な老人の話

 子供の頃は、夜に外出するだけでいつもの通学路が輝いて見えた。クラス分けをするだけ、進学するだけでもすごくドキドキして楽しかった。

 あの頃の感覚が、いつの間にかなくなってしまった。別に子供に戻りたいわけではないが、街中の子供を見るだけで非常に羨ましい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る