爆乳

「お兄さんちょっと寄ってかない? 爆乳の女の子いるよ」


 出張先で仕事を終えて、街をぶらぶらしていた俺に風俗店の客引きが声をかけてきた。


「なるほど『爆乳』ね」


 常日頃から胸は大きければ大きいほど良いと考えている俺は、客引きの言った「爆乳」というワードに惹かれてあっさりと入店した。


「初めまして。今日はよろしくおねがいしまーす」


 入店後、少し待ってから女の子と対面となったが、その子は思ったよりおっぱいが大きくない。大きいことは大きいのだが、これでは普通の巨乳であり爆乳と呼ぶには足りない気がした。内心がっかりしながら、とりあえず女の子に挨拶する。


「よろしく」


 そう言って俺は女の子のおっぱいを揉んだ。


 その瞬間、女の子の乳房は光に包まれ、爆音を上げて破裂した。爆乳だけにその爆発の威力は凄まじく、女の子のみならず、俺やこの風俗店、この街の全てを吹き飛ばし更地に変えてしまった。




 

 

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