第18話阿佐田哲也
50年前。ジョージ・ソロスのソロモンヘッジファンド日本法人で20代を過ごした、元工学院大学教授でカウンセラーの井上まつの先生とのやり取りを今でも覚えている。
「外資だ、金融だってカッコつけたところで、所詮博打ですからね、こんなものは」と。
「所詮博打」ならば、本当に大切な教科書は、ファンダでもテクニカルでもなく、海城高校生時代に読みふけった、阿佐田哲也の「麻雀放浪記」であるはずだ。
今でも覚えている阿佐田哲也の哲学。
「人間の運の総量は決まっている」
「嫌なことがあれば必ず良いことがある」
こういった「運命論」的な考え方はマット今井さんの本でも読んだ。マットさんも金融トレーダー時代はツキの流れを重視していて、今日は信号が青だったとか、エレベーターに待たずにすんなり乗れたとかいちいち考えていたそうな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます