第6話 ハムの日/『ハムストリングス』
「アクセサリーは?」
「いらない」
「ブランドバッグ?」
「興味ない。あ、ハムちょうだい。タコ糸巻いてるようなボンレスハム」
「へ?」
「実家ではお中元やお歳暮で食べられたけど、今食べる機会ないから」
網タイツが似合う、ハムより美味しそうな御御足の持ち主なのに……
そんな所が惚れた理由。
◆8月6日は「ハムの日」/2023年8月6日作
#140字小説『ハムストリングス』
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