第2話恩師プロフェッサー篠山静夫
篠山教授がそう教えてくださった事を思い出したので、少年と同じ二軒目の角を右に曲がってみたところ、私の眼の前に古民家風の築、近年のリフォーム済み中古住宅が立ちはだかっていた。
(売り家・東西エステート)標識にはそう記述されていたが、キョロキョロと辺りを見回さざるを得ず、ここを右に、確かに曲がった筈の少年を探したが煙の様に立ち消えていては、不思議な感情は長くは続かず二階建ての当該物件を見上げていた。
良く此処まで来られた。波の様に過去が押し寄せ、感慨に耽る。
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