第15話
別人格達は主人格である『私』が苦痛や精神的負担を感じる事を代わりに担ってくれる役割を持っています。それだけ聞くと別人格達って万能のような存在だと思われる方々もいらっしゃるかと思います。
しかし別人格達は万能ではありません。むしろ欠陥だらけです。
何故なら自分の役割以外の事は全く出来ないからです。私の場合人間の日常生活が送れないくらいですね。他の人格達それぞれに役割を持たせていますが、その役割を教える教育係みたいな人格達が存在するのです。そしてリーダーとなってまとめる人格達もいます。
ややこしいですね…。はいっ、ややこしいですよ。
でもそういった人格達がいないと細かく割り振った役割をこなせないのです。
他の人格達はあくまでも自分達に割り当てられた役割を淡々とこなすだけです。それ以外は全くノータッチなんですよ。
他の人格達全員がそれぞれの役割を果たして初めて
「私」が日常生活を送れます。
ただし人格達も完璧に役割をこなせる訳ではありません。反抗的な人格達も多々います。別人格達は万能ではないのです。
主人格の代わりに役割を担ってくれるからと言ってちゃんと出来る訳ではないんですよ。
他の人格達もその役割が負担になる事だってあるるですから。だから他の人格達も身体に様々な症状を抱えているのです。なかなか難しいんですよ。
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