第8話
たまに優が恐ろしく見える時がある。
「優くん、」
「何??」
「私と付き合ってください。」
「ごめんなさい。君には散々言われたことを忘れないので、付き合えません。」
「そうだよね。」
「本当は君のこと世界一可愛いと思ってて、君はいつも頑張ってて、それを優しさに変えてくれるとってもいい女性だと思ってた。」
そう、冤罪事件の後に告白してくるやつに最近あーやって返すのだ。
「えっ?そうなの」
「うん、本当は君に告白しようとも思ってたんだよ。君のいい所は、花が好きだったり、実は漫画とか俺達の趣味があったり、付き合ったらきっと楽しいだろうなと思ってた。」
思ってもないのにペラペラ素晴らしいくらい出るな。
「優くん」
「でも、君とは付き合えない。」
「何で」
「それは、君に言われたから、痴漢は女の敵だって」
「・・・っごめんなさい。」
「もう、俺は謝って許す気にはなれない。ごめんね。」
「優くん、ごめんなさい。本当に私が悪かったから許してぇ」
そして優は泣きながらこっちに来て、完全に陰になると一瞬で泣き止んだ。
「優、Sだな。」
「だろ」
あーやってめちゃくちゃ心残りを作るのだ。
女の敵は正しくね??
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