(二)-3
自分たちにも同じようなハンディ端末が配られて使用してはいるが、今回の訓練では戦術データシステムを日米でリンクさせることまではしていない。そのため、米兵の位置は自分たち陸自側では全く把握できないのだ。
なるほど、米軍側が追跡部隊を使って上手く誘導しているのかもしれない。
そう考えを巡らせているうちに、司令部から指示のあった座標に到着した。
車を停車させると、運転手の黒川は俺にインカムを渡してきた。俺はそれを受け取り耳に装着すると、「降車」と後ろのメンバーに声をかけた。
(続く)
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