第4話

「これは、誤解だよ!!カズ」


「何が誤解だ!!」


「今、優に助けて貰っただけで」


「でもさっき、優のことは本当は好きだったって聞いたぞ」


「それは、昔はってことだよ!!ことが好きだったって言ってたじゃん」


「なら、さっきのはどう言うことだよ!」


「だから助けて貰っただけで」


何だか、凄いカオスな状況になってるな、俺はさっさと退散を


「逃げるな、優!!」


「えぇ」


「カズ、本当に優は助けてくれただけなんだって、これ以上優を傷つけようとするのは辞めてよ!」


「・・・やっぱり、春は優のことを庇うんだな」


「ち・・・ちがう」


「ずっと、そうやって優の代わりだったんだよな俺は」


「そんなこと!!」


そして、カズは突如俺の方にやって来た。


「お前が居るから!!」


カズは俺を階段に落とそうと向かって来た。


「優!!カズくん!」


だが、俺は回避に成功した。


「あっ、」


カズは落ちようとする。だが


「おおおい!!優!!」



俺は反射的に落ちそうなカズを引っ張り、代わりに俺が落下してしまった。


「ゆうーーーーー!!」


「お、おれは、俺は」



あーやばいな、体勢は明らかに頭を打つし、高さもある。


これは死んだかな。



ごめん、お父さん、お母さん。俺結局すぐに行くみたいだ。



「妹、今行くかも」



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