第9話 聖帝誕生
最近は、ダークエルフメイドを抱きまくって、精も根も尽き果てて泡も出ない状況で、ほぼ気絶するぐらいのステータスで倒れ込んで寝るので、国宝である安息の籠手も使わずに眠れている。
精霊術か何かも効いてるみたいで、眠りの精霊魔法は効果がある。
エルフメイドよありがとう、隣からのぞき込んで、もうバレてるので大っぴらに扉開けて「わたくしが〇〇所を見てっ」とかホザいてる姫様とかもありがとう。
一日に一センチぐらい近付いて来ているのが気になるが、ベッドにご招待する日が来るのも近いか?
もう体も足腰もガクガクして、脳からドーパミン出まくりなのか幸せで、メスの腹の中に俺の子種腹一杯注ぎ込んで、メスの方も体とかアソコの中洗いに行くこともできないで、翌朝まで白目剥いて気絶してるので、乳枕とか尻枕かフトモモ枕かオマム〇枕か、通常有り得ない姿勢で目を覚ます。
「ふが…… もうできない…… もうしないで、許して……」
メスの方が快感が高かったのか、朝になっても首振ってグスグス泣いている。
人間相手だとここまでにはならないので、自信が持てるようになる相手だ。
売春宿で15分5000円とか7500円ぐらいで人間の女を買ったことがあるが、マグロみたいな女とかデブかガリで、アラレちゃんみたいなトンボ眼鏡。立つ者も立たないで撃退された。
監禁されているエルフとかは、ここまでにはならないそうなので、多少デレていて相手を憎からず思っていて「まあちょっと試しに」とヤってしまうと、壮絶な快楽で身体が離れられなくなるそうだ。
男エルフと人間女でもこうなってしまうそうで、エルフの掟は守るべきだと思う。
そんなに好みの体でもなく、性格が合うとは思えない体育会系の軍人女とでも、ドロッドロのグッチュグチュ。
二人とも自分の本体は生殖器で、上に着いてる頭はその生殖器を使う交尾が、どれだけ気持ちいい物かを感じるために付けられている物なんだと思い知らされた。
「あ…… おはよう」
もう朝から両手恋人繋ぎで、メスの足の動きが性器。寝る前と一緒で光彩がハート型になってお目覚め。
目覚めからディープキスで、そのまま朝立ちを利用して1ラウンド。
朝立ちは、小便までの命かな、と歌われるが、小便休憩を入れても、それから二ラウンド継続。
流石にもうできないので終わって休憩しても、タップリ出し過ぎて精〇が踝まで垂れ落ちるので、昨日から汗だくなのも含めて、風呂に入るか汗を流してからでないと下着も着れない。
イチャラブで、一緒に風呂に入っても両手恋人繋ぎ。
「愛してぇ……」
「おう」
風呂の浴槽でもまた一発。
いや、相手軍人女で、騎士でカッチカチの忠誠姫に誓ってる奴なんだから、明かにこれはおかしい。
こんな脳みそデロデロに溶ける奴じゃないし、最初初対面の時は「人間如きがっ!」とか言ってたんだから、その人間相手にラブラブになるはずが無い。
俺もこいつの汗臭い匂いと、剣道の防具みたいな鎧の匂い嫌いだったはずが、いつの間にか女の子特有の甘酸っぱい匂いし始めて、髪の毛からも体からもプンプンに匂ってくる。
表情がとろけてるだけじゃなく、体のラインも変わってきて女らしくなって、仕草とか一挙一動まで女らしくなってしまった。
こいつも目が覚めると治りそうなんだが、一行に目を覚ます気配が無い。というか悪化している。
多分、故郷の親が見ても分からない状態。今のこいつの表情とか仕草、前と完全に別人。
「「ギリィッ!」」
あれだけ仲が良かった姫様一行だったのに、メスガキでコチコチの軍人女だけ、徹底的に愛されているので、初潮始まっている姫とかは許せなくなって「ギリィッ!」。
お貴族様で、例え間違ってでも人間と交尾なんかできない立場なのに「ギリィッ!」。
昔なら周囲全員から白い目で見られ、本人も驚いて白目剥いてマヤるのが普通だが、最近は表現が通じないのか「ギリィッ!」。
姫様だけではなく、反対側から覗いている姫騎士で姫の従妹からも「ギリィッ!」。
朝から折り重なって、ヘトヘトになるまでサルのようにヤリまくって、キリがないのと食事をしないといけないので休憩。
昨夜も晩飯食って便所行って、朝まで気絶できる準備してから、ベッドに折り重なって倒れ、ドーブツみたいにまぐわいまくった。
もう二人共交尾して子ども作ることしか考えられない状態で、一体いつ覚めるのか? 交尾交尾交尾に飽きて体が離れる時が来るのか? 体力が尽きてどちらかギブアップするのか? 子供の妊娠確認出来たら満足するのか? 壊れて擦り剥けるまでヤリまくった。
「お食事でございます」
「ああ、ありがとう」
「昨夜もお盛んでしたな」
「はあ」
身体的にはイケナイ事なのだが、幸せ過ぎてついおススメしてしまう。
「執事さんは貧乳派ですか? それとも巨乳派?」
「さて? 華奢な方が好きですので、貧乳派ですかな?」
「じゃあ、使ってない他のエルフメイド、好きなの一人差し上げますんで、是非一回ヤってみてください。人間とスルより絶対イイです」
「はあ、そのような物ですか? 私は卒業しておりますので、そういう欲は無くしておりましてな」
「騙されたと思って一回」
「はあ」
ダークエルフの姫様とかはムリだが、白エルフの方で、華奢な体の奴とパツイチヤッてみて欲しい。
現在全員合わせると、増援含めると七人ぐらいいるはずだ。
地下
王子殿下でアンデッドは、朝から昼間は寝て、昼過ぎか夕方目を覚ますぐらいの生活。
前の俺がそうだったから、俺が合わせると良いのだが、屋敷の地下に引っ張り込んでレベル上げ大会開催中。
「ハ~イ、マッスル~~、今日もイイキンニクしてますか~~? 一食一万五千キロカロリー摂取できてますか~~?」
「マッソォ~~~!」
王子殿下ともキンニクで会話する関係になり、レベル上げする時には食事が必要なので、グールからレベル上げする時も、ヴァンパイアになってもケツ液しか摂取しないガリガリの体ではなく、一食一万五千キロカロリー(努力目標)。
スポーツ選手が故障しないよう、野球部員がごはんドンブリ三杯お代わりさせられるように、相撲取り相撲部がちゃんこ食って体を動かさないように、殿下にもシッカリ食事をして貰い、ランニングマシーンでトレーニングして体作って、その後はジムで筋トレして、日が暮れてから魔の森辺りでレベル上げ。
健全な精神は健全な肉体から。比較的健全な生活もして貰い、遅い朝飯くって牛乳飲んで筋トレして、休憩がてら昼めし食って牛乳飲んで筋トレして、日が暮れたら魔の森に行ってレベル上げして、晩飯食って牛乳飲んで寝る。
徐々に朝型の生活に改めて貰っていて、太陽光には弱いヴァンパイアの殿下にもマッスルマッスル。
ケツ液以外に摂取できないはずなのだが、キンニクを育てるためにマッスルマッスル。
生前の不健康な体から、ゴムみたいな柔軟な筋肉を身に着けて貰ってマッスルマッスル。
昔風のトレーニング方法だと、水も飲ませない、タンパク質とらないで、強くて水分を必要としない、強烈な筋肉だけを生かし、その筋肉だけを増やして生存させる、不確かな手段で生成して「スペランカー」と呼ばれるような、カバン担いだだけで故障する選手を作っていた。
今では右肩が盛り上がって、ポパイみたいな右腕してる野球選手を作るように、近代トレーニングでマッスルマッスル。
人間には「超回復」な~~んて物は無かったようだが、ヴァンパイアには超回復というか、肉体が損傷しても即座に回復する機能がある。
追い込み過ぎてジムのマシンの横に転がって、汗だくで「ハァー、ハァー」言うような状態に陥ると、超回復が働いて以前より強力なキンニクに。
ジーザスなんかにも超回復があって、仏陀と一緒にジムの一日利用権使っただけで、ムッキムキの肉体を手に入れられる。
何しろ死んでも三日後には超回復で復活するので、願うだけで素晴らしい肉体が入手出来てしまう。
王様が見学に来て、息子が余りにも予想外のカダラをしていたので腰を抜かした。
「王子よ…… その体はどうしたのだ?」
「ウム、マーシの指導により、体を作ることにしたのだ」
「そ、そうか」
「父上、一番相撲を取ろう」
「は?」
男五人とラッコ鍋、何も起こらないはずはなく、ぐらい清ケツな感じで「ヨシッ、相撲を取ろうっ」。
急遽相撲を取ることになったが、マッチョなので冬でもタンクトップ着てたり、まわし絞めたらケツを「パーン!」と叩いて入場する、規格外の体を見せつけられた王様。
女子レスリングの土生さんみたいに、胸筋が凄くて腕のキンニクもあって、脇が閉まらない。
これも超回復の産物である。
「ハッケヨイッ、ノコッタッ」
相撲を始めるとガップリ四つに組まれてしまい、王様立っていられなくて、キンニクで簡単に吊り上げられ、子供相撲みたいになり土俵を割った。
「よくぞ、よくぞここまで王子を育ててくれたっ!」
「はあ……」
何か感動したらしく、王様オイオイ泣いて俺に感謝して帰ったが、何故か今日もアンデッドの王子はマッスルマッスル。
ヴァンパイアにレベルアップしているのに、顔色が悪いからと日焼けしようとして屋外に出て、精神力で耐えられるかと思えば「アッーーーー!」と言ってみたり、暦クン程の大火災になって大火傷(お笑い芸人的に)で死にかけた訳ではないが、体育会系の脳筋で、アホの子だと判明した。
「いや、流石にヴァンパイアに、筋肉とか必要無いでしょ?」
ダークエルフメイドには不評だったが、殿下には「清潔感がある」「但しイケメンに限る」の条件があるので、アンデッドでヴァンパイアでも挫けなかった。
「さ~~~~、来い、来い、来い、キタ~~~~~ッ!」
殿下も自分のキンニクと念話で会話できるようになったらしく、テイム済みで従魔。
モフモフ系ではなくムキムキ系だが、なかやまきんにくん並みの情報量というかバルクとカットを手に入れた。
魔の森
日が暮れて魔の森に移動。木を相手に柔軟したりパンプアップしたり、モモ上げして陸上選手みたいに走ったり、スクワット入れてキンニクの温度を上げ、体の調整に余念がない王子殿下。
過去の護衛騎士とかは貴族家の三男四男に戻ったり、平民として騎士団を退団したのだが、もっと陰鬱で暗い生活を予想していた所。
殿下に「血吸うたろか?」と言われて、正常な心を失った殿下の毒牙に掛かるとばかり思っていたのが、ムッキムキでパッツンパッツンの殿下の体を見せられ、ドン引きしていた。
「一体どうなってるんだ?」
「殿下のあの体、どんなトレーニングを?」
殿下はインドア派で、剣術とかも最低限で、ダンスも上手とは言えないぐらいおざなりらしく、体使う競技なんかしなかったにも拘らず、今ではタンクトップから出ている自分のキンニクの動作確認をして、惚れ惚れしたりニヤニヤするぐらいのヘンタイになってしまった。
「背中に鬼が棲んでおられる」
「んん~~? 今の表現イイねえ、イタダイちゃおうかな~~?」
性格も変わってしまったらしく、ジジイの執事が言った表現が気に入ったらしく、メモ取ってポケットに入れた。
手鏡で背中は見れなかったが、騎士達を使って合わせ鏡にして、自分の背中を確認して仕上がり具合を見て、顔を赤らめるぐらいにはヘンタイだった。
「おお~~、イイねえ」
殿下は「キンニクを見せたい、上着を脱ぎたい」系統の、ハリウッドスターで言えばチャールトンヘストンぐらい。
銃器の集会で「もう銃を手放さないぞ~~」とやってる人物で、銃乱射事件があるたび現地に飛び「被害者側が銃で武装していれば助かった」と言って回る奴。
ちょいナチかネオナチぐらいで、キンニクが付きすぎて思想改造されたのか、体質が変わってしまい思想も変わったのか、全て筋肉の力技で解決する人物になった。
「地獄熊確認っ、警戒態勢っ!」
でも警戒してたのは周囲だけで、王子殿下タンクトップのまま、非武装非装甲状態で前進。
「フオオオオオッ!」
素人丸出しのテレフォンパンチをダッキングで交わし、後ろに回ってバックチョーク。
獣は真後ろを攻撃できないので、丸太のような腕で締め上げ、笑顔で死のキス。
「クフフフフ、我に敵う敵なし」
「グギャアアアッ!」
獣は後ろへ倒れないので、そのまま後ろからマウントして勝利。
「ふんはあああっ!」
どこかの世紀末覇者ぐらいのキンニクで、モギュウウウウウッとかモリモリモリイッ! と言わせて、筋肉が勝利の雄たけび。
王子殿下は森の覇者になった。
周囲の臣下どころか爺やまでドン引き。ニュー王子殿下、マッスルバージョンに敵は無く、次々に撃破してレベルを上げてカンスト、ヴァンパイアロードに転職。
「バサアアッ!」
もう上半身裸で、さっき着てなかったマントか何かを背中に背負う。
雄っぱいも出て腹筋割れて、脱ぎたがる上半身になってしまった。
呼吸法によるものか、クマやボア(猪)系と組んでも何故か無傷。
強めのスライムとか表面ヌルヌルしてるカエル系なんかは、ディオ様みたいに目からビーム出して「俺は人間をやめるぞおおおぉっ!」の系統の人。
ヒュドラと対面しても、バックを取ってジャーマンスープレックス入れて、首三本同時絞め。
テイムして従魔にしてしまった。
「ゴッファアアアアッ!」
もう顔つき変わっちゃって、口から蒸気吐いてる系のキャラに。
ウン、もうこの人というかアンデッド、森の入り口程度では敵なし。
「マーシよ、ワシは天下を取る」
「は?」
何かノブナガ様みたいなこと言い出しちゃったよ、この人。
「いや、天下の方がこのワシの肉体を欲しておる」
「はあ……」
肉体とか血圧とか心拍数が、王子殿下を一段上のステージに上げちゃったみたい。
一人称も我からワシに、王子と言っても四十歳ぐらいのはずが、ヴァンパイアロードになって永遠の若さも手に入れて、雲を掴んで天にも昇る竜みたいになっちゃった。
「神よ鳴けっ、この乱世、必ずワシの物としてくれようぞ、ハハハハハ、フハハハハハッ!」
稲光が轟いて、ラオウ様とか聖帝様とかに成っちゃって、方向性とか音楽性が変わっちゃってて、解散とかさせて貰えないかなあ?
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