澪から始まる異世界転生譚・青年編〜神を超えるその力、真の異世界を生み出す神王となり、やがて訪れる世界の布石へ〜

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あらすじ・キャラ紹介

少年編のあらすじ

※全11章を詰め込みました。ご興味あるお方は是非、少年編も。

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◇少年編のあらすじ◇


 前世で刺されて死んだ男、武邑たけむらみおは、異世界【レドゥーム・アギラーセ】で生まれ変わった。

 その世界は、神によって創造され、そして放置された停滞した世界だった。


 【女神アイズレーン】によって転生した彼は、奇しくもミオという、前世と同じ名前で転生を果たす。

 東大陸の三代国家の一つ、【サディオーラス帝国】の最東端にある小さな農村で、赤ちゃんから始まった異世界生活。


 ド田舎過ぎて何もすることがない。

 魔物はおらず、騎士や冒険者もいない。

 することと言えば野菜を育て、飯を食い、家族や幼馴染と過ごすというなんとも異世界とはかけ離れた生だった。


 だからミオはいつの間にか異世界チートを諦め、スローライフの大恋愛をするとシフトしていた。

 しかし、家族崩壊の危機や能力の開花を経て、ミオは少しずつだが異世界を実感していた。そんな時――異世界での運命の出会いを果たす。


 後の恋人である、ミーティアとの出会いだった。

 幼馴染のアイシア、お嬢様のミーティアという二人に好意を寄せられるミオ。

 そんなミオが思春期の十二歳となったある日、他国で起きた小さな戦いの敗残兵が村の近くへと訪れたのだ。しかしミオは、次姉クラウ共に撃退する。

 そして出会う、ミーティア・クロスヴァーデンと。


 彼女の従者であるエルフ族、ジルリーネやその兄ジェイルとも出会い、戦い。

 そしてミオは反抗期へと移る。

 十四歳となった彼の前に、自分を転生してくれた【女神アイズレーン】が現れたのだ。


 そんな中、突如として村を魔物が襲う。

 その時の戦いでミオと姉のクラウの力を見出したジルリーネは、二人の父ルドルフ・スクルーズへ進言する。

 二人を隣国【リードンセルク王国】にある、【冒険者学校・クルセイダー】への進学を勧めたのだ。


 不器用な父とのいざこざもありつつ、ミオは【冒険者学校・クルセイダー】へと進学。そこでミオは、後の自分たちの大きな力になる人たちと出会う。

 たったの一年間、【冒険者学校・クルセイダー】に居た時間はそれだけだったが、仲間という宝を得た濃い時間だったとミオは思う。


 友人キルネイリア・ヴィタールや、【竜人ドラグニア】の少女リア。

 レイナ・ハブスンやロッド・クレザース、転生者ユキナリ・フドウなど、多くの出会いを経て、短い時間の中でも成長し、自己独立型の能力【叡智ウィズ】も目覚め、姉クラウとも、転生者としての親交を深める。


 二年生の進学を待つミオたち。

 しかし訪れたのは、【リードンセルク王国】の蛮行だった。

 徴兵ちょうへいという、強制的な拉致を目撃するミオたちは反攻する。

 だがその時に、ミーティアが死を目前とする大怪我を負ってしまう。


 ミオは【女神アイズレーン】やウィズの力を借りミーティアを助けるが、ミーティアはその際、体内に【オリジン・オーブ】という神器アーティファクトを身に宿す。

 【オリジン・オーブ】は、ミオの幼馴染のアイシアも所有する……次代の女神を決めるためのキーだった。


 ミオと離れ村に残ったアイシアは、次第に気付き始める。

 自分が、次の女神に成るのだと。


 徴兵ちょうへいから逃れたミオたちは、【テスラアルモニア公国】にてルーファウス・オル・コルセスカと出会う。

 転生者では無いながら、転生の特典ギフトを所有するルーファウスと、ミオは友人となる。


 彼を迎え、ミオはジルリーネの案内でエルフの里【フェンディルフォート】へと。

 徴兵ちょうへいの際の怪我を癒やすためだった。

 そこで、ミオは精霊という存在を知る。まさか数年後に間近にするとは思わなかったが、その精霊が残した秘宝で、ミオは完全回復を果たした。


 しかし、凶報が。

 ミオが生まれた村が、王国の聖女と呼ばれる人物、レフィル・ブリストラーダの軍によって攻め込まれたのだ。


 ミオは焦りつつも、村を救うために帝国へ戻る。

 そこでは、ミオの姉クラウや、帝国の特殊部隊だったユキナリ・フドウとその仲間、ライネ・ゾルタールによって防衛され、ギリギリで耐える村があった。


 しかし無念ながら、村は火の梅へと変わってしまった。

 毒素を含む炎は、村の建物や畑、近くの森や林をも焼き、修復不可能となった。

 聖女レフィルは撃退したが、村は焼け果ててしまった。


 そんなミオの前に、【女神エリアルレーネ】とその転生者、帝国皇女セリスフィア・オル・ポルキオン・サディオーラスが現れる。

 消滅へと進む妹神、【女神アイズレーン】を救うために訪れたという【女神エリアルレーネ】。


 燃えてしまった村を少しずつ復興をしていくと決めたミオだったが、そんなとき、幼馴染アイシアが覚醒してしまう。

 女神としての力を開花させ、未来をる力を得たのだ。

 そんな中、転生者ユキナリ・フドウの暴走、【女神イエシアス】の策略によって、ミオは飛躍的に進化する。


 主神に迫る能力を得たミオは、現存する女神では手に負えない力を身につけた。


 三国の国境に村を作る事を決めたミオは、帝国皇女セリスフィアと公国公子ルーファウスの力を借り、女神が集う三国国境の村を起こした。


 転生の特典ギフトを用い、天へと伸びる塔を建造するミオ。

 天界へのきざはしと呼ばれるそれは、村のシンボルとなった。

 ミーティアは世界一の商会を目指し、アイシアは次代の女神として認められた。


 全ての女神、多くの転生者が集まるその村の名は【アルテア】。

 三国から集まる人たち、様々な種族を受け入れて、【アルテア】はドンドン大きく広くなっていく。


 しかし、女王国と名を改めたリードンセルクで、災厄は目覚めた。

 女王シャーロット・エレノアール・リードンセルクは、抹消された【女神オウロヴェリア】だったのだ。

 更には、前世でミオとクラウを殺害した少女……仙道せんどう紫月しづきが、その正体だった。


 この時、ミオは十七歳。

 少年期の終わりに、彼は因縁と呼べる相手と対峙する。


 激闘を経て、紫月しづきを虚無の世界へと旅立たせたミオだったが、そこに現れたのは、アリベルディ・ライグザールという女王国の大臣だった。

 彼は言う、女王国にはくさびがあり、それは精霊という種族を封じるものだと。


 ミオと紫月しづきの戦いによって崩壊したくさびは、空間を裂き、世界に精霊を解き放つ。

 彼ら彼女らは、人類と契約し力を与え、対価を貰い生きる存在だとも言う。


 重傷を負ったミオも、キュアという精霊に助けられた。

 村に戻ると、そこでは様々な事実を知ったミーティアがいた。

 生涯を賭して彼女を守ると決めたミオは、改めて彼女に誓った。


 そして二年。

 ミオ・スクルーズは十九歳となった。

 青年となった彼は、更に強く、更に雄々しく成長した。

 【アルテア】は世界の中心となるべく拡大を続け、仲間たちや家族の協力を得て、ミオ・スクルーズは進む。


 物語は、そこから始まる。

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