SUGAR CANDY #3


Sugar bowlには赤茶けた記憶が眠るだけ

目を瞑ればあの日の君が変わらぬ笑顔で僕の頬に接吻キスをした


住む世界が違う事を知ったあの日から

楽園の果実は 朽ちて 夢うつつ

擦り切れたビジョン もうノイズで溢れているのに

サイズもあの頃と違うのから

隣に君はいないから 手を伸ばす事を諦めて

ステップを踏む


Sugar bowlには赤茶けた記憶が眠るだけ

目を瞑ればあの日の君が変わらぬ笑顔で僕の隣でダンスした。


千の物語が 天まで続く

空の境界線を超えて ドコまでも ドコまでも

そしてオトナになった僕ら

千の点を巡って 嘲笑ってやり過ごすのが

なんて上手になって

手を伸ばす方法すら忘れて

経験に基いて 争点ばかり避けて

無難な着陸で 距離を置く


それが唯一のあなたを傷つけない方法だと信じて


Sugar bowlには赤茶けた記憶が眠るだけ

目を瞑ればあの日の君が変わらぬ笑顔で僕の頬に接吻キスをした


楔を打つのは

魔法が消えてしまうのを

防ぐため


楔を打つのは

君が消えてしまう選択肢を

塞ぐため


手ならもう伸ばさない

夢でしか君には会わないから


消えないで

嫌わないで


Sugar bowlには赤茶けた記憶が眠るだけ

その毒でいっそ僕を殺してくれたらいいのに


目を瞑ればあの日の君が変わらぬ笑顔で僕の頬に接吻キスをした

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