第120話 厄介ファンによる襲撃


 今日はアスカさんの配信があるので、S級ダンジョン『怨霊の箱』の下見に来た。

 車から降りるとこちらに向けて、赤い飾りが付いた弾が飛んでくるのが見えた。

 そのまま避けると猟銃を構えた白人の姿がビルの上に確認できたので、強化をかけて跳躍する。


 おそらくマネージャーである俺から配信者の情報を抜き取ろうとした厄介ファンの凶行だろう。

 今までも何回かあるが今回は銃まで持ち出しており、非常に悪質だ。

 配信者と自らの安心のためにも警察に突き出さなくては。


「配信者への過剰な接触はご遠慮ください」


 厄介ファンの首筋を叩いて意識を失せると、近くの交番に届けた。

 

ーーー


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