【金曜日投稿 23:04】嘘コクだった彼女と異世界にやって来た。その世界で勇者として呼ばれたんだが、国の目的には

激 辛

第1話


俺はその時盗み聞きをしてしまった。


 「まだ知らないの??」


「う・・・うん」


 「はぁ、流石クラス一のインキャ誰も教えてくれないんだね」


「そうだね」


「いやぁ、春が嘘コクだっていつになったら気づくんだろうね」


「・・・私は」



「春、今の話」


「ゆ・・・優くん??」


「ゲッ聞いてたの??」


「優くん、違うの」


「否定しない所も聞いてたよ」


「!!」


 「盗み聞きとかそういうところがインキャなんだよ」


「夏!!」


「優くん!私はね、今は」


「ごめん、春別れよう」


「・・・っ、優くん私は今はほん」


春が何か言おうとした瞬間下に急に床が光だした。


ーーーーー


 










 目を覚ますと、そこは城のような場所だった。


 「よく来てくれた勇者よ」


「ここは、」


「どこここ!!」


「何、ここ優くん?」



 もしかして、これあの異世界転生??


 でも、


 「誰が勇者じゃ?」


「や、やめて」「優くん、」


「何??」


「この少年から魔力を感じます!!この少年が勇者です!」

ーーーーー

 


 どうやら、俺は勇者としてこの世界に呼ばれたようだ。


 この世界には魔王が居て、恒例のパターンのようなだ。



 俺は正直、全くワクワクしてない。こんな命をかかる戦いなんてしたくない。


 でも、


「そうじゃ、お願いじゃ。じゃないと犠牲者を沢山出すことになる」


そういわれると、やるしかない。




 ーーーーーー

 数時間後


 俺は装備をもらうために、一度二人から離れた


 俺はずっと不安に感じていたことがあった。


 「あのぉ、一緒にいた二人は?」


俺は近くにいた兵に聞いた。


 「わかりません。」




それから、二人がいる気配がない。


 二人のことはもう、正直嫌なくらいなんだけど、一緒にこの世界に来たんだから、一応これからも、主に・・・夏さんと交流していきたい。





 そこで俺は怖いけど、王様にいる部屋に来た。



 何か声が聞こえる。


 「やはり、異世界の女は良いな」


「えぇ、そうですね。今回はいい餌が同時に取れましたよ」


 「いや、お前どっちからいただく?」


「私ですか、私はあのピンクの」



春??



と言うか、その会話からして、二人は

 


 どうしよう??どうしよう??



 そもそも二人は助ける意味は


 秋さんは、俺のことずっと馬鹿にしてたし、今回ので嘘こくに加担してたことも知ったし、春だってずっと俺のことを


 【私、優くんのこと好きだよ。】


【ありがとう優くん!これ貰っていいの?】



 クソォ!クソォ!!



 

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