#Eleven.歴史の変化とWANTED(中編)
久しぶりのこの感じは...この戦闘感は...手ごたえのある力加減。
「こやつ⁉」「私たちの攻撃を...」「素手で⁉」「耐えてやがる⁉」「結構本気で言ったのに⁉」
「こんなもんか?こんなんでよく世界に勝ったな。」
「ええい黙れぃわしらは最強の5人組、結果でお前は負けるんじゃ!」
「まあいい、5人の技の把握をしたい。3人とも、見て学べ。」
佐はガチの戦いの中、3人にこいつらの力、立ち回り、頭脳を考察させた。
「私たちを利用しやがって~むかつく~」
「まあまあ落ち着きましょう。あのひとは本物です。完全に力が経験をものがたっている...」「ここは乗るのもありだな!おらぁ乗ってやる。殺す気で行くぜ。」
「来い。」
マイオトームは空中で何か手を動かし始めた。謎の物体が空気中から生まれてきた。
「おいおぬし!わしらにも被害を与えぬように頼むぞ。」
「わーったるボケ!」
変な物体がこちら側に流れてきた。変な風佐はそれにもろに当たった。
「これは...」
硫酸を吸った。
「勝った!マヌケめ。」
「いや、食らってもよかったが少々匂うんでな。」
「⁉な、なに⁉仮に吸わなくても肌や目にも害は行くはず...なぜ⁉」
佐は普通の人間には耐えることのできない体制がいくつかある。
体の体制はもちろん、ガス、毒、光、熱、冷、など。
「あいつただの人間じゃないみたいだ。」「何か大事な情報もってやがる。」
「次は誰だ。」
一斉に引いた。マイオトームの初歩的なダメージを無効化したからかなぜかは知らない。
攻撃は止まった。いや、攻撃の準備をしている。
「次、わしが向かう!」
「気を付けてください!あいつ、本気を出していないです!」
ルイス。完全に戦闘態勢に入っている。
刀を抜いた。
「佐さん、ここはお任せください。」
「いやまて、どういうものか知らないうちは向かわない方がいい。」
「...了解しました。」
「フッ。真廻軌斬!」
「うぉ、あぶね。」
地面に亀裂が入った。ただの切れ目ではない。ねじのような、螺旋状の切れ目。
当たればねじ込むように肉がそがれるだろう。
そして早い。重游の時の速さの5倍はあるのではないかと思うくらいの速さ。
「来るがよい」
「...なら、ちょっと遠慮なくいかせてもらう。」
「コマンドM...」「何をボソボソと、体をつらぬく!真廻軌斬!」
佐の腹に刺さった。
「...グレイブ」
「っな⁉」
貫通した剣に「重力」の衝撃が入った。
剣をたどり、ルイスのもとまで向かった。重力は、ルイスの手から全身にかけて衝撃が入った。
「ッグハァ!」
「...コマンドTH ガッド」
「あえて刺されるっていう。刺せた達成感を残させて、それを思い重力という形で反射させるってアイデア。なかなか面白いもんだろ?」
そのようなことを言っているうちに先ほどのコマンドで刺された傷は完治された。
「ルイスがこんなにも簡単に...」
「...っ!」
佐の方へ向かってゆくのはリア。
「ちょっと、ダストさん。手伝ってください。」
「りょーかい。」
佐の目の前までリアはきた。その後ろでリアを追いかけてきているダスト。
「佐さん、触れていいです?」
「んあ?敵さんに触ろうって?勘弁。どういう風の吹き回しだ。」
「それは女性だからですか?」
「いや、敵...」
「そうらしいですよ~ファイルさん。握手だけでも。」
「なんで。」
「ま、いいじゃんか握手くらい。」
佐は罠だと気づいている。
握手くらいで死ぬとか考えにくい。ただ、絶対に握手だけで戦闘においてあの5人は有利になる。
「じゃあ。」
握手を交わした。
握手をする瞬間わかった。何がどうなるか。
「動けない。」
「これを解除するにはまた握手しないといけないよ~。」
「なるほどな。」
「いいハンデだな。」
「リア、後は頼んだ。準備する。」
「了解です。」
リアの服の中から出てきたのは包帯のような帯のようなもの色は白、その帯は今、こちらに向かってきている。
交わすことはできない。かといって変に食らうと体力を消耗する。ここは...
「…ドランス。...動かないか。」
「コマンドT ブレイズ」
火を帯右側に向けて打った。
遅かった。帯は腹を貫通した。そのあと、対策する時間もなく、八つ裂きにされていった。
「おう準備できた~まあ、簡単なものだ。」
「...後は頼みます。」
「圧縮。」
佐は数えきれないほど刺されたうえ、左右から圧縮されていった。
「おうおう、耐えるね~」
「...」
「なんか言っとけお前はじき死ぬ。」
「...じゃあ、3人とも。手だけは出すな。」
「佐‼」
「もういいか?じゃあ死ね。」
破裂した。圧縮された。地面と壁には大量の血飛び散った。
「あっけな。」
「わたしいらなかったじゃん~。」
「グレッグ~最悪は頼ろうとしたよ?まあいいじゃん?」
「佐...」「佐さん...」
「なんで!10000年生きたんでしょ!こんなあっけない終わり方ある⁉」
「...なぜ!」そんな簡単に佐さんは...」
「おいおいお前、今なんて言った。そこのあんた!遥溜っつったっけ?10000年生きただ?
冗談やめてくれ。そんなわけねーだろ。だいぶ昔だっけか。俺らの組織が不老不死を大量爆殺
した!エターナルウォーズの最初の大将は不老不死だろうが、そのおっさんももう死んだ!
生き残りはいないはずだ!絶対に!」
ファイルは熱狂して言った。
「もういい。お前らはそもそも侵入者。歴史には残るだろうがお前らは殺す!絶対に...」
「グッハァ⁉」
「お前らか。お前らの組織だったのか...」
「な、なぜおまえがいきている⁉」
「質問に答えろ。お前らの組織が10000年前、島に歴史的超核兵器『リセット』を...」
「お前ら、覚悟持っての組織だもんな?」
「こ、こやつ...」
「お前らが死ぬ前に言っとく。なぜ生きている。について。確かに動けなくなったよ。
どうやっても。手だけな。」
「⁉」
「握手するとき。手だけ先に切断させてもらった。おそらくあの行動阻止はその座標にとどめておく的な感じだ。」
「ならどうやって抜け出した。」
「火を放っただろ?それはどんどん帯に打ったが意味はない。その火はどこか地面に落ちる。
刺される前、火を見ただろ。おそらくここの皆だ。
人は瞬きのタイミングというものがある。普通に向かい合っているときは普通に瞬きをする。
もう一つタイミングがある。何か起きた時人間はそちら側を見る。そうすると、そっちへ目の焦点が行く。
そのあとまた焦点をもとの場所に戻そうとしたとき、人間は無意識に瞬きをする。
さっき起きたのは、俺が火をまき散らす。俺から目を一度目を離して、火を見る。その後、また俺の方を見る。そのタイミングだ。人が瞬きを100%する瞬間だ。」
「こいつ…」
「さあ俺は怒りをぶつけたい。そういえばいい相手がいるな。そこの5人の大将。」
「あれを使うしか。」
リアはナイフを取り出した。
「そうだな...!」
5人はナイフを手に握った。
「遥溜、四十物谷、凮然、離れとけ。いや、ここを出ろ!」
「佐さん!...いや、任せましたよ。」
「ああ。」
『ダスト』
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