#Three.殺害予告

8000年ぶりの苦痛だろうか。

10000年も生きていると、100年などあっという間でありその100年が苦痛でしょうがない。

もうあのような思いを再びしたくはないのだ。


18027年7月15日土曜日

傘に刻む雨音のメトロノームは傘の下二人の会話を遮る音で降っていた。

かなたは強さを付け、ここからずっと北にあるエターナルウォーズという大陸は世界戦争局本部

であり、その帝国ともいわれる場所は世界を管理しているといっても過言ではない場所。

戦争の起点。

エージェントや、他の国の帝国で攻めたときは、10分も持たなかった。

世界戦争ともいわれるくらいの規模で19大陸VSエターナルウォーズでの決闘では1時間それが限界であった。

潰す。

それを夢見るかなたは強さを知り、いつか佐を超えると、大きく出る遥溜の姿は昔の佐に似ていた。


夜。

佐の副業として行っている情報課担当戦闘(殺し屋)

仕事を彼女の戦闘の偵察、成長を見るべく向かった先、ヤクザ100人はいるとされるいる謎の多いホテル。

ここでするのは頭の情報を吐かせること、そして刑務所へデリバリーすることである。


ホテル前、遥溜はホテル内に、佐は外でスタンバイ。

地下へむかった遥溜、すでにB1階に敵人数15人、そのうちピストルを所持しているものは5人。

到着のアナウンスと共に飛び出した遥溜は一瞬にして敵を蹴散らし、ピストルを奪い足へ射撃。

すぐさまB5階へ向かい敵を察知。

B14階を過ぎたころには討伐敵数87人。残り1階。

B15へ到着し、すぐさま素早い動き、そして頭と思われるやつの捕獲。

推定マッハ5の速さで首元にむち打ち。それで済めばよっかった話

何かスイッチが起動したのかホテル全体、存在を消すかのように崩れ始めた。

1分たった後、物音は無くなり完全に静かを取り戻した。

佐に心配という言葉より、あきらめ。この言葉のほうが強かった。

早く弟子を失ってよかった。愛着がそんなについていなくてよかったと。

ただ、その涙を一つこぼしてその場を去ろうと。

小さながれきの音が聞こえるまでは。

「やってきたぞ~(ツカレタ)」

任務は完了、弟子として強く、優しい人。

ホテル内のヤクザをすべて助けた彼女は弟子というよりも先生のようであった。


7月16日日曜日深夜3時半

大通りの商店街を歩く二人、眠たそうに歩く遥溜を家に連れて帰り、ベッドに寝かせ一言。

「俺を殺す。これをお前の目標にして欲しい。」

「Zzz...はぃー…眠…zzz」


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