応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 世界でいちばんへの応援コメント

    企画にご参加いただきありがとうございます。

    春の告白のシーンは胸が温かくなりました。
    しかし今際の際は体の内側から冷え切る描写に読んでいて寒気がしました。

    心情に訴える素晴らしい作品です。

    作者からの返信

     紅ワイン様、コメントありがとうございます!
     二人の新しい関係の始まりを描いた前半、二人の別れを描いた後半。この対象性もポイントだったので、上手く描写できたようでほっとしています。お褒めの言葉を頂けて嬉しいです!
     こちらこそ、素敵な企画をありがとうございました。またご縁がありましたらよろしくお願いします!

  • 世界でいちばんへの応援コメント

     二人の出会いと告白をした時は、いくつでしょう。言葉遣いや雰囲気からまだ十代の学生と思いました。
     恋をし、秘めていた想いを口にして伝える。恋の甘酸っぱさと儚さを強く感じることができます。主人公の複雑な心情や、恋人との切ないやり取りが情熱的。特に、主人公の複雑な思いや君への愛情表現が感じられ、物語に引き込まれます。
     表現力豊かな文章で、春の妖精や雪の結晶などの比喩的な表現が使われていて、それが物語に深みを与えています。また、登場人物の感情の変化や葛藤が細やかに描写が良いですね。
     私良いなと思った所は、主人公が君を愛していることを自覚し、君に愛されたことを幸せに思う瞬間です。
     また、その先で分かる二人の距離。「耳元で囁くたびに~」「恐る恐る腰に手を~」から、かなり近い距離であることに、少々ビックリ。
     告白なので、もう少し距離があると思っていただけに、小説ならではのトリックに引っかかったようでした。
     幸せな二人、でも物語の中で、二人はすぐに分かれる。
     それがどれくらいの時間は分かりません。ほんの2、3年後なのか。もしかしたら、大往生と言われるくらいに連れ添った時間なのか。
     いずれにしろ、君との別れに向き合う主人公の悔恨や切なさが、物語に重厚な感情を与えています。主人公が君への最後の思いを綴る場面は、胸に迫るものがあります。
     世界でいちばん。
     二人は生きている間に、どれだけの経済力を持ち地位や財産を手に入れたかは分かりませんが、決して一番ではないでしょう。これは、心の有り様。好きな人と一緒に過ごし愛し愛されたのは、最も幸せなこと思いました。
     総じて、素晴らしい詩的な文章で、感動的な恋愛物語が描かれている。
     読んでいて心温まる、美しい作品だと感じました。

    作者からの返信

     kou様、コメントありがとうございます!
     本作は私が得意とする“あとは読者様方のご想像にお任せしますスタイル(?)”で仕上げました。なのでご察しの通り、具体的な情景描写はほとんどなく、正解も勿論ありません。
     前半部は、春という季節ははっきりさせていますが、例えば校舎裏とか放課後の教室とか、それらを思わせる描写は一切省いているので、二人の年代はおろか関係性もハッキリ掴めなくしています。指摘してくださった君の思い切った距離の詰め方から、実はちょっと大人の恋かも?なんて想像もできちゃいます。
     後半は特に曖昧さが顕著です。年齢もそうですが、状況がさっぱり。僕と君の別れ、くらいしか読み取れないと思います。何となく君の死を匂わせてはいますが、“最期”なんて誰も書いてませんし、読む方によっては単純なお別れかも…?
     情景が手抜きな代わりに心理描写にはこだわったつもりだったので、お褒めの言葉を頂けて光栄に思っております。春の妖精はちょっとクサかったかな、なんて自省もありますが笑
     たくさん評価していただけたのが嬉しくて、ついお返事も長くなってしまいました、申し訳ありません。改めて、お読みいただきありがとうございました!