No.018
果てなき事がどれほど残酷か、それはまだ知らなかった頃の話。いつか終わる夏休み、人が消えたパーティー会場、閉鎖された遊園地。
砂埃に埋もれていくメリー・ゴー・ラウンドに腰掛けて、僕は知らなかった頃を反芻する。
繰り返すメビウスの輪の、縁に光る、その色、フェイト・パープル。
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