最弱ジョブで世界最強。
ぽてと
最強
第1話 異世界召喚
俺は、
「蒼。この段ボールをつぶしてごみに捨ててくれる?お願い。」
「いいよ。」
今はこんなに仲がいい友達ができてうれしい。なぜなら中学の時は友達がいなくて、陰キャだったからだ。
ピカっ
急に地面が光りだした。
「えっ?」
「キャー」
「ウオォォォ」
「うわー」
「ん?」
「まぶ」
何が起きてるかわからなく、クラスのみんなはパニックに陥った。
光ったときに床を見ていた私にはわかった。
床には魔法陣が浮かんでいたことを。
次の瞬間
「成功したようじゃの。」
と聞こえた。
俺たちにはよくわからない。脳内は、ローディング中だ。
「何が起きたのですか?」
リーダー的存在、学級委員の下崎 凪が言った。
するとなんか話しているおじさんの近くの女性が答えた。
「あなたたちは別世界から召喚されたのです。この世界をこれから救ってもらいたいと思います。」
「設備はこの王宮の何を使ってもらって構わない。部屋へ案内する。」
パンッ
「あとはよろしく頼んだぞ。」
「近くにいるメイドについていってください。」
わぁぁ。本物のメイド服だ。執事服があったら着てみたいな。
「そこの勇者様まずこのプレートに手をかざしてください。」
「ハイ」
手をかざすとよくRPGとかで見るステータスプレートのようなものが浮かんできた。
「蒼様の職業はクラフター。魔力を使用しいろいろなクラフト、作ることができます。詳細は部屋でお話しします。」
「ハイ。わかりました。」
その後いろいろとこの国の話などを聞かされた。要約するとこうだ。
この国は、迷宮が多くあり、1000年に1度、対象レベルがグッと上がるときがあり、期間はそれぞれバラバラなため、毎回その期間が終わるときにあらわれる魔王を倒してほしいとのことだ。
それを倒したら向こうの世界に帰れるわけではないそうだ。俺はその依頼を保留すると伝えた。
こっちの世界はいろいろな身分制度がありめんどくさそうだ。
勇者たちは最低でも侯爵程度の身分があるそうだ。
勇者であるだけで結構すごいんだ。
「説明ありがとうございます。」
「いいえ。こちらは言われたことをやっただけですので。」
何かいやな感じがした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「今日から勇者になる訓練をしてもらうぞ。まず10人1組で4グループを作るのじゃ。」
「私は皆さん知っての通り、学級委員の下崎 凪です。
「凪はやっぱすごいね。魔剣士ってめっちゃ珍しくて強い
「いいなー。私なんかただの魔術師だったよ。」
「この流れで行くと次は俺かな?俺は北雪 蒼。
「クラフターってただ武器作るだけの後衛じゃん。」
「しかも魔力めっちゃ消費するんだって。一瞬で魔力なくなるじゃん。」
「やめなさい。クラフターは材料さえあれば神剣さえも作れるらしいし。」
「えー。それって魔力がすごい人の話でしょ。」
「あのー、俺の魔力1500です。クラフトは1日に5回ほどできます。」
「魔力量えっぐ。」
なんやかんやで終わっていった自己紹介だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「メイドさん。クラフターが最弱職業だってことを言わなかったんですか?」
「心に傷をつけるかと思いましたし、まだあの時はよくわからない状況に追い打ちすると考えたからです。」
「それは俺のことを配慮してくれていたのか。ありがとう。勝手にせめてすいません。」
「いいえ、私も配慮がいかないところがあったみたいですので。すいません。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「さて今日は今までにやってきた訓練の実践としてこの迷宮で魔物と戦います。皆さんチームを組むことはできましたか?」
「「「「「はい!」」」」」
「では出発しましょう。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます