　今回は番外編です。

　難読地名は全国いたるところに存在しますが、数で言えばおそらく大阪は上位に入るでしょう。

　有名（多分）なところだと枚方（ひらかた）。大阪でおよそ百年の歴史がある遊園地枚方パーク。通称「ひらパー」は大阪府民なら一度は遊んだことがあるはず。……USJ？　何それ銀行？　ユニバ？　何それ美味しいの？

　熟語が地名として存在するケースもあり、放出（はなてん）、彼方（おちかた）、十三（じゅうそう）などがあります。

　個人的に「絶対読めねぇよ」と思った地名を十個ほど挙げると以下の通り

　孔舎衙（くさか）

　杭全（くまた）

　熊野（ゆや）

　毛人谷（えびたに）

　毛穴町（けなちょう）

　道祖本（さいのもと）

　出灰（いずりは）

　河堀口（こぼれぐち）

　立売堀（いたちぼり）

　包近（かねちか）

　間違いなく漢検一級レベル。

　地味に難しいのが天下茶屋（てんがちゃや）と天満橋（てんまばし）。あと住道（すみのどう）ですね。

　大阪の地名でややこしいのは、違う漢字で読みが同じパターン

　浪速、難波、浪花、浪華

　この4つ、読みはすべて「なにわ」なんです。

　ただ、「難波」は例外で近鉄、阪神の「難波駅」は「なにわえき」ではなく「なんばえき」です。ああ、ややこしい。

　参考文献　『大阪府民の謎　大阪がさらに好きになるオモシロ話58』中経出版　ご当地探偵事務所　2014

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