第323話 全力の1vs1へ
ランクマッチをまると回しまくって2時間。
たった数試合だけでランクポイントが盛れまくった。
2桁キル+1位という回がほとんどだったのがおそらくの原因。
結果としてダイヤランクから始まったこのアカウントはエキスパート帯に到達。
まるもエキスパート帯の中ではだいぶポイントを上げれたらしい。
彼女自身に実力がしっかり付くようにしてサポートしたので、
今後も安泰だと良いなと思う。
まだ配信終了時間までちょっとある。
もう1試合回そうか?と声を掛ける前にあっちから声を掛けられた。
「1vs1を申し込みさせていただきますわ」
ー????
ーばか
ー終わった
ー1vs1??
ー今なんて??
「1vs1?良いよ~」
俺の正体を知らないのか、
それとも知ったうえで勝てると思い込んだのか。
いや彼女の場合は前者な気がする。
空いた時間を違う魅せ方にしたいという彼女なりの気配りなのだろう。
「設定どうする?」
1vs1の設定は色々あるが、今回は彼女に全て任せた。
武器は、アサルトライフルとショットガンで固定。
回復、その他アイテムは禁止。
マップは障害物の多い場所を選択した。
「これで大丈夫でしょうか?」
「よし、行くか!」
縛りプレイでもしようかなと思ったが、
それじゃ真剣に戦おうとしている彼女に失礼だと分かっていた。
だから今回は容赦なく行かせてもらう。
「スタート押しますね?」
「おけ!」
さて、最初から全力出すか~。
ラウンド1
0-0
まずは彼女の立ち回りを気にしていきたい。
どう動くか分からない以上、このラウンドを捨てるくらいには様子見してもいいかもしれない。
一旦引き気味に動くことにした。
相手は想像以上に早い段階から仕掛けてきた。
こちら側にアサルトライフルを撃ちながら近づいてくる。
無理やり攻めても良いのだが、リスクある行動を避けていきたい。
少し身を引きながら動くことにした。
すると彼女はすぐに、このマップで一番高い場所を占拠した。
迷い無い行動から、割と慣れた立ち回りの1つなのかもしれない。
「なるほど…」
高台を取るのが若干意外だった。
あそこを取ると周りからは場所を把握されるだけでなく、
どこから撃たれるか分からないため、注意する量が大幅に増えてしまう。
それを上手くカバーするのが彼女のエイム力なのかもしれない。
俺は一つの物影に隠れつつ、彼女の様子を伺う。
俺がどこに居るのか把握できていないようで、色々なところを確認しているようだ。
ここの場所が完全に彼女の注意から外れたタイミングで、
俺はアサルトライフルで先手を撃つ。
彼女の反応は素早く、身を引くのも早かった。
が、結構ダメージ量は与えたのでこのまま俺が押し切った。
ラウンド2
1-0
相手は依然として攻め方を変えない様子。
あえて、先に高台を取ってみることにした。
すると彼女はどこかに消えてしまった。
取られたことを想定していたのだろうか。
「うーん、どこだ?」
いくつか隠れている場所の候補を挙げてはいるものの、ここからしぼり切るのは難点だった。
やはり高台でのムーブは俺には難しい。
っと思っていたが相手から仕掛けてくれた。
「そこか!」
視界のギリギリに捉えた彼女の姿を俺は見逃さなかった。
飛んできた弾は間一髪で回避し、俺がその場所にアサルトライフルを撃ち込む。
相手が身を引くのが早く、1発撃ち込めただけだった。
が、俺はすぐにこの場所を離れて、彼女を撃ちに行く。
アサルトライフルで圧を掛けながら近づく。
相手が出る隙を与える前に、ショットガンに切り替える。
しっかりヘッドラインに合わせたつもりだったが、頭に弾を当てられず、倒せない。
がアサルトライフルの残った弾数を使ってなんとか倒す。
ラウンド3
2-0
あえて真正面から殴り合ってみようと思った。
相手も攻め方が変わらないので、対面でアサルトライフル勝負となった。
まるのエイム力は非常に高く、
撃ってくる場所が毎度鋭かった。
2発食らってしまった。
だがその代わりにショットガンを相手の頭に向けて撃った。
少し距離があったことでワンパン出来なかったが、結構致命傷な気がする。
相手が下がろうとしていたが、それを許すはずも無かった。
アサルトライフルはリロードしないと使えず、ショットガンでもう1発当てる必要があった。
なので俺も距離を詰めてショットガンのクールタイムが明けるのを待つ。
相手の弾を近距離で躱しつつ時間を稼ぎ、2発目を撃って倒す。
これで3-0だった。
ーつっよwwwww
ー強すぎ
ーやば
ー容赦ないなw
ーうまあああ
少々手加減してしまったが、それでも自分なりの本気は出せた気がしなくもない。
「上手すぎます、わたくし、手も足も出ませんでしたわ。」
ーまるくんは上手かった
ー相手が悪い
ーネスイが悪い
ー上手すぎる
ー両者上手いのに片方がおかしかった
ーそもそも弾当たる前提なの怖すぎ
時計を見ると、ちょうどよい時間なのでここでお開きということにした。
Arkenと絡む機会があったのが嬉しい。
これからもっと絡んでいきたいな…!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます